お天気もよくないため、昨年末から今年春あたりに登った山のうち、未整理のまま「積み記事」として放置しているいくつかの山行について、そろそろまとめておこうと考えていましたが、意外に忙しく。
2013年(平成25年)10月、オリオン座流星群極大の日、息抜きがてら、大文字山を登った日の写真でも。
私は早めに下山したため、流星群は観測していません。
大文字山の山頂(三角点)から沈む夕日と夕暮れ時の京都を望む。
撮影地点から横尾山(ホンヨコ)(京都府亀岡市、大阪府豊能郡能勢町)まで38.0km。
山中でリンドウとセンブリの自生地や、それに、かつてはツルリンドウが分布していた林床の現況を調査していたこともあり、私が大文字山を登頂したのは日没の直前となりました。
上の写真、夕日の左下には「豊能富士」鴻応山が写っています。
秋分の日から1ヶ月が過ぎ、太陽が西南西の空に落ちる時期となりました。
11月11日……、1並びの日には小塩山の向こうに夕日が沈むでしょう。
日没時は遠くの山々の稜線が明瞭に見えるほどではなかったものの、あべのハルカスや梅田スカイビル、コスモタワーはうっすら見えていました。
大文字山からコスモタワーと点灯する天保山大橋を望む。
撮影地点から大阪府咲洲庁舎(コスモタワー)(大阪市住之江区)まで55.8km。
日没後に撮影しています。
天保山大橋の主塔は写っていますが、点灯前の天保山大観覧車はほぼ分かりません。
全体的に曖昧でぼやけた見え方にすぎず、写真の写りもシャープさに欠けますね。
…そういえば、先日のピンク色にライトアップされた日は、18時に京都タワーが点灯しましたが、この日は日没頃には点灯していました。
あれから2週間、おそらく、点灯開始時刻が17時15分になったのでしょう。
山頂から火床までの道すがら、木々の合い間に鮮やかな夕焼け空が見えていました。
私が火床に着いた頃には、とくに夕焼けが色濃く美しい時間帯は過ぎていましたが、それでも、この日はブルーアワーが長く続いており、いつまでも青い夜空を楽しむことができました。
日没時は今ひとつだったものの、日没後は空気が澄んでいたようです。
ブルーアワーの大文字山から京都、大阪の夜景、京都西山の山々、金星などを望む。
撮影地点から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで49.6km。
ひときわ目立つ明るい星が金星で、その右下に(さそり座の)アンタレスが写っています。
この後、オリオン座流星群が極大となる夜を迎えました。
前日や翌日は雲が多く、観測に適しているとは言い難い夜でしたが、幸いにもこの日は澄んだ夜空。
天体観測……、そこまで大層なものではないにせよ、夜空を眺めるため、これから多くの方々が大文字山を登りにいらっしゃるだろう、そのようなことを考えながら下山していたら、やはり、私と入れ違う形ででちらほらと。
大文字山(地理院 標準地図)
「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」標高465.4m(→465.3m)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)
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