大文字山の三角点から改修工事中の京都タワーを遠望 2013年2月

2013年(平成25年)2月某日、この日は夕方から山科駅を起点として大文字山へ。
出発が遅れたこともあり、いわゆるAコース(安祥寺山ハイキングコースAコース)を利用してトワイライトハイキング。
山科消防「A-8」標(119番通報ポイント標識)の手前から岐れて北の谷に入り、地形図に見える破線路から「A-14」標を経て山頂(三角点)へと向かいます。
今となっては踏み跡すら薄い急坂の路ですが、これが後山階陵側から大文字山の山頂へと至る最短経路ではないでしょうか。
日没までに登頂したいと考えていましたが、なんとか間に合いそうです。

山頂に着く手前で声をかけられたので、そちらを見てみると、Aさんが山頂側からこちらへ向かって走っていらっしゃいます。
最近のAさんは比叡山を走って登って下って……、さらに、そのまま付近の山を走って……、といったトレイルランニングを繰り返していらっしゃるようです。
私からするとハードな山行ですが、この日も、すれ違いざま、「このまま、どこそこまで走ってきます」とおっしゃり、相変わらずの力強さだと感心します。
「私は山頂で夕日やキノコタワー(京都タワー)でも撮影しています」と申し上げると、Aさんは「戻ってくるかどうか分かりませんが、後で会えれば……」と。

この日はもやもやした夕日・夕景で、大阪方面の遠望も今ひとつ。
そのことは事前に予想できていたため、さすがに望遠レンズは置いてきました。

大文字山の山頂(三角点)から改修工事中の京都タワー(点灯直前)を望む 2013年2月
大文字山の山頂(三角点)(京都市左京区)から改修工事中の京都タワー(キノコタワー)を望む。
日没直後で、まだ、京都タワーの塔体は点灯していません。
後方には京都西山の連なり。右端に釈迦岳が見えています。

大文字山の山頂(三角点)から改修工事中の京都タワー(点灯直後)を望む 2013年2月
その数分後、京都タワーが点灯しました。
相変わらず、覆い(ネット)が被さっており、キノコのように見えます。

このまま山頂でAさんをお待ちしようか悩みましたが、急速に気温が下がってきたため、先に下山を開始します。
Aさんのことですから、おそらく追いついていらっしゃるだろうと考えていたら、案の定、後ろからAさんのライトの光が。
先日、私が大文字山でムササビさんを観察した話をしながら下山しました。

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大文字山(地理院 標準地図)

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「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」
標高465.4m(→465.3m)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!