音羽山から京都タワーの改修工事と夕日を眺望 醍醐山地

2013年(平成25年)2月の話。
この日は夕方から醍醐山地でも北端に位置する音羽山をトワイライトハイキング。
滋賀県大津市と京都市山科区を分けますが、山頂は山科区に所在します。

あいにくの霞んだ空でしたが、意外にも、山頂からは遠く湖北や西美濃の山々がうっすら見えていました。
琵琶湖大橋の向こうには上谷山、その右手には金糞岳、さらに右手には伊吹山も確認できましたが、写真写りは今ひとつ。

追記。
後年、より良い写真を撮影できたこともあり、初稿公開時、本記事に掲載していた金糞岳や琵琶湖大橋の写真は削除しました。

音羽山の登山口 大津市 鶴の里・池の里 池の内公園 2015年2月

音羽山 鶴の里・池の内公園から琵琶湖展望ハイキング 大津

2015.06.26

上の記事や、その続きの記事に、音羽山から白山などの山々を撮影した写真を掲載しています。

今回の記事には、音羽山から夕日や改修工事中の京都タワーを撮影した写真を残しておきます。

音羽山から大津、琵琶湖、比叡山、皆子山、比良山地を望む 京都市山科区 2013年2月
音羽山(京都市山科区、滋賀県大津市)から琵琶湖、比叡山、皆子山、比良山地を望む。
撮影地点から南比良最高峰の蓬莱山(滋賀県大津市)まで26.0km。
京都府最高峰の皆子山(京都市左京区、滋賀県大津市)まで25.1km。

先日、好条件の日に霊仙山を登りましたが、その日は金糞岳、伊吹山、白山の並びが浮かび上がるように見えていました。
機会があれば、こちらでも山行を記録として残し、撮影した写真も公開したいものです。

…2月の初めに御在所岳の滋賀県側から富士山などを明瞭に撮影した話も済ませないと。
個人的な「積み記事」が溜まっていきます。

音羽山から能勢妙見山の向こうに沈む夕日を望む 京都市山科区 2013年2月
音羽山から京都西山、能勢妙見山の向こうに沈む夕日を望む。
撮影地点から妙見山(兵庫県川西市、大阪府豊能郡豊能町、能勢町)まで35.6km。
「豊能富士」鴻応山(京都府亀岡市、大阪府豊能郡豊能町)まで31.9km。

ポンポン山と小塩山の間に能勢の妙見山が見えていました。
京都の夕景と合わせ、妙見山に落ちる夕日を楽しみます。
妙見山は意外に遠くの山から見通せますが、見落とされやすく。

音羽山から改修工事中の京都タワーを遠望 醍醐山地 2013年2月
音羽山から改修工事中の京都タワー(キノコタワー)を遠望する。
撮影地点から京都タワー(京都市下京区)まで8.6km。

工事に伴い、覆い(ネット)が被さった京都タワーもそろそろ撮り納めでしょうか。
あとはポンポン山あたりから撮影しておきたいと考えていましたが、フクジュソウの花期に入り、山を訪れる人も多いでしょうから、どうにも気乗りしません。

この山について、1903年(明治36年)、三等三角点「小山」設置当時の「点の記」に目を通してみると、読み取りにくいですが、「俗稱 惣谷山」としたうえで、「谷」の字を二本線で消した形跡が認められます。
少なくともインターネット上では全く見掛けない俗称ですが、明治時代頃には「惣山」か、あるいは「惣谷山」と呼ばれていたのかもしれません。
惣山は一般的には入会山の意ですが、惣谷山となると、京都北山の同名の山や谷を想起します。
点名の「小山」は設置当時の所在地の大字名(京都府宇治郡山科村大字小山字北谷)に由来するもので、三角点の点名によく見られる命名規則です。

関連記事 2013年 京都タワーの改修工事

音羽山(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「音羽山」周辺の地図を表示
「音羽山(オトワヤマ)(おとわやま)」
標高593.2m(→593.1m)(三等三角点「小山」)
京都府京都市山科区、滋賀県大津市

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!