初日の出を拝むため、滋賀県と京都府の府県境に所在する比叡山を登山。
昨年、2012年(平成24年)は愛宕山で新年の夜明けを迎えましたが、今年、2013年(平成25年)は比叡山で迎えることになりました。
初日が昇るまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。
近年は曇り続きだった元旦、今年は珍しく晴れましたが、遠くの低い空は靄がかって見えました。
山の上としては風も弱く、体感温度はそこまで低く感じなかったものの、実際の気温はマイナス3度を下回っていたようです。
阿星山、油日岳の向こうから上る初日の出を比叡山から拝む。
撮影地点から鈴鹿山脈南端の油日岳(滋賀県甲賀市、三重県伊賀市)まで約45km。
夢見が丘(夢見ヶ丘)の駐車場はもちろん、四明岳(四明ヶ嶽)の駐車場も人が多いだろうと予想して、別の展望地から望みました。
ハイカーにはおなじみのビュースポットですが、初日の出が見えやすい適地は狭いため、ゆったり観賞できるのはせいぜい10人程度でしょうか。
当初は私たちのグループで貸し切り状態でしたが、日の出の直前に他の方々もちらほら上っていらっしゃいました。
湖南の名峰たる阿星山は、京都側から見ると特徴的な山容を誇っています。
比叡山から初日の出を拝むにあたり、日が昇る方角を示す分かりやすい目安、あるいは指針となるでしょう。
見掛け上の「初日の出の時刻(初日の出の時間)は7時過ぎ」 で、山の上に雲が出ている場合はそれより遅くなります。
比叡山(大比叡)から琵琶湖と初日の出を望む。滋賀県大津市。
太陽の下が阿星山、右端近くに近江大橋、その遠方に目立って見える秀峰は信楽の笹ヶ岳です。
昨年の愛宕山のほうが、朝日が昇る時間帯に遠くの山々まで条件よく見えていましたが、日の出の光景そのものは、今年の比叡山のほうが美しいと感じました。
なかなか幸先よく。
今年もよろしくお願いいたします。
以下はおまけ。
元日の未明、比叡山から撮影した夜景の写真を。
いずれも初日の出を見た地点とは別の展望地から撮影しています。
改めて眺めてみると、かなり雑な写真ですが、雰囲気程度は伝わるでしょう。
比叡山から琵琶湖大橋の夜景を望む。
琵琶湖大橋の左に大観覧車「イーゴス108」。
琵琶湖大橋の後方には沖島の明かりがはっきりと写っていますね。
追記しておきますと、この年、イーゴス108は解体、撤去されたため、もはや大観覧車を構図に収めた写真は撮影できなくなりました。
今となっては、やや貴重な夜景写真と言えるでしょう。
比叡山から琵琶湖、近江大橋の夜景を望む。
近江大橋の右に大津プリンスホテルさん。
追記しておきますと、この当時は「大津プリンスホテル」でしたが、2016年(平成28年)に「びわ湖大津プリンスホテル」と改称されました。
これは滋賀県で最も高いビルです(が、滋賀県で最も高い建造物 ではありません)。
2013年1月1日
「大比叡」(地理院 標準地図)
「大比叡(ダイヒエイ、オオビエ、オオヒエ)(だいひえい、おおびえ、おおひえ)」標高848.1m(一等三角点「比叡山」)
滋賀県大津市、京都府京都市左京区
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