ご来光ハイク 比叡山から初日の出を望む 2013年1月1日

初日の出を拝むため、滋賀県と京都府の府県境に所在する比叡山を登山。
昨年、2012年(平成24年)は愛宕山で新年の夜明けを迎えましたが、今年、2013年(平成25年)は比叡山で迎えることになりました。
初日が昇るまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。

近年は曇り続きだった元旦、今年は珍しく晴れましたが、遠くの低い空は靄がかって見えました。
山の上としては風も弱く、体感温度はそこまで低く感じなかったものの、実際の気温はマイナス3度を下回っていたようです。

阿星山、油日岳の向こうから登る初日の出を比叡山から望む
阿星山、油日岳の向こうから上る初日の出を比叡山から拝む。
撮影地点から鈴鹿山脈南端の油日岳(滋賀県甲賀市、三重県伊賀市)まで約45km。

夢見が丘(夢見ヶ丘)の駐車場はもちろん、四明岳(四明ヶ嶽)の駐車場も人が多いだろうと予想して、別の展望地から望みました。
ハイカーにはおなじみのビュースポットですが、初日の出が見えやすい適地は狭いため、ゆったり観賞できるのはせいぜい10人程度でしょうか。
当初は私たちのグループで貸し切り状態でしたが、日の出の直前に他の方々もちらほら上っていらっしゃいました。

阿星山、油日岳の向こうから登る初日の出を比叡山から望む 山名表示有
比叡山から望む阿星岳と油日岳。山名の表示有り。

湖南の名峰たる阿星山は、京都側から見ると特徴的な山容を誇っています。
比叡山から初日の出を拝むにあたり、日が昇る方角を示す分かりやすい目安、あるいは指針となるでしょう。
見掛け上の「初日の出の時刻(初日の出の時間)は7時過ぎ」 で、山の上に雲が出ている場合はそれより遅くなります。

比叡山(大比叡)から琵琶湖と初日の出を望む 滋賀県大津市 2013年1月
比叡山(大比叡)から琵琶湖と初日の出を望む。滋賀県大津市。
太陽の下が阿星山、右端近くに近江大橋、その遠方に目立って見える秀峰は信楽の笹ヶ岳です。

昨年の愛宕山のほうが、朝日が昇る時間帯に遠くの山々まで条件よく見えていましたが、日の出の光景そのものは、今年の比叡山のほうが美しいと感じました。
なかなか幸先よく。

今年もよろしくお願いいたします。

以下はおまけ。
元日の未明、比叡山から撮影した夜景の写真を。
いずれも初日の出を見た地点とは別の展望地から撮影しています。
改めて眺めてみると、かなり雑な写真ですが、雰囲気程度は伝わるでしょう。

比叡山から琵琶湖大橋、大観覧車「イーゴス108」の夜景を望む 2013年1月
比叡山から琵琶湖大橋の夜景を望む。
琵琶湖大橋の左に大観覧車「イーゴス108」。
琵琶湖大橋の後方には沖島の明かりがはっきりと写っていますね。

追記しておきますと、この年、イーゴス108は解体、撤去されたため、もはや大観覧車を構図に収めた写真は撮影できなくなりました。
今となっては、やや貴重な夜景写真と言えるでしょう。

比叡山から琵琶湖、近江大橋の夜景を望む 滋賀県大津市 2013年1月
比叡山から琵琶湖、近江大橋の夜景を望む。
近江大橋の右に大津プリンスホテルさん。

追記しておきますと、この当時は「大津プリンスホテル」でしたが、2016年(平成28年)に「びわ湖大津プリンスホテル」と改称されました。
これは滋賀県で最も高いビルです(が、滋賀県で最も高い建造物 ではありません)。

2013年1月1日

「大比叡」(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「大比叡」周辺の地図を表示
「大比叡(ダイヒエイ、オオビエ、オオヒエ)(だいひえい、おおびえ、おおひえ)」
標高848.1m(一等三角点「比叡山」)
滋賀県大津市、京都府京都市左京区

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!