2013年(平成25年)12月8日の話。
この日は滋賀県大津市に所在する逢坂山(相場山)をサンセットハイキング。
三角点北側の展望地からは琵琶湖の向こうに遠く白山(加賀白山)まで見えており、これは大阪湾方面の展望も期待できるのではないかと考え、急ぎ、追分側の展望地へと向かいます。
ぎりぎりですが、なんとか日没に間に合いそうです。
目次
逢坂山の夕景・夜景 相場山 滋賀県大津市
夕日を望む
手前は山科盆地、右端奥のピークがポンポン山です。
近江盆地方面は雲も少なく、澄んだ空でしたが、京都方面は雲が多く、白山まで遠望した日に撮影した写真とは思えない有り様です。
覗く夕日を望むことができただけでもよしとしましょう。
上の写真の左には大阪の高層ビル群(ビル街)が見えており、さらにその左には「あべのハルカス」もぼんやり見えていましたが、遠く紀泉アルプスや和泉山脈の稜線を肉眼で望むことはできず、この日は大阪方面の見え方は今ひとつなものでした。
これならもう少しゆっくり白山観望を楽しめばよかったと後悔します。
気を取り直し、ハルカスさんのカウントダウンを確認することにします。
山科盆地を望む
中央で目立っている山は大岩山で、その向こうに大阪の高層ビル群が見えています。
あべのハルカスはやや離れて左寄りです。
普段、大文字山から大阪の通天閣の姿には、まず気付きません。
ところが、クリスマスが近い時期は「ツリー天閣」として青緑色にライトアップされているらしく、この夜は緑色に照らされた塔が望遠レンズ越しに目立っていました。
上の写真では分かりにくいため、次の写真で併せて場所を示しておきます。
ツリー天閣とハルカスを遠望 カウントダウンの数字が?
逢坂山から通天閣と「あべのハルカス」全面開業カウントダウン「90」を遠望する。
撮影地点から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで48.9km。
この「90」の数字は超高層ビル「あべのハルカス」がグランドオープンするまでの残り日数を示しています。
詳しくは上の稲荷山荒神峰の記事を参照してください。
…のはずですが、どうもおかしいですね。
私はカウントダウン初日の11月27日に「100」の撮影に失敗しており、その後は28日に稲荷山から「99」の、29日に比叡山から「98」の、さらに30日に大文字山から「97」の撮影に成功していますが、それならば12月1日は「96」となり、この日、8日には「89」の値を示しているはずです。
再度、ハルカスさんの外壁を確認してみましたが、やはり、その北面には「90」の数字が表示されています。
私のカレンダがずれている? 別世界にいる? タイムリープした?
疑問に思いながらも夜景を撮影して下山することにします。
夜景と金星を望む
逢坂山から京都の夜景と遠く金星を望む。
眼下に迫る名神高速道路、視界は狭いですが、なかなか美しい夜景です。
この日は湖北や鈴鹿山脈、それに旗振りの山々を条件よく望むことができただけでも十分で、年内、比叡山地や醍醐山地から白山を望む機会はもう訪れないだろうと考えながら下山しました。
追分駅方面(摂取院さん方面)への道のりは滑りやすく、夜間は慎重に下る必要があります。
このコースは国道1号の柵に行き当たり難渋したという話も耳にしますが、正しく踏み跡をたどれば墓地の奥に出てきます。
この夜、全面開業カウントダウンの数字が「90」と表示されていた件ですが、その後、18時30分頃には正しく「89」の表示に改められたそうです。
もう少し山の上に残っていれば、「90」と「89」、どちらも撮影できた夜でした。
切り替わる瞬間を動画で撮影していれば、珍しく、面白い記録映像となったでしょうね。
関連記事 2013年12月8日 逢坂山(相場山)の歴史と展望
すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。
- 逢坂山(相場山)から「旗振り通信」の山々を望む 大津市
- 大津の逢坂山から琵琶湖の奥に石川の白山を遠望
- 滋賀の逢坂山から大阪の通天閣を遠望 クリスマスツリー天閣
逢坂山(相場山)(地理院 標準地図)
「逢坂山(オウサカヤマ)(おうさかやま)」別称として「相場山(ソウバヤマ)(そうばやま)」
標高324.7m(三等三角点「神出」)
滋賀県大津市
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