「あべのハルカス」はどこから見える?

よくある質問として、2013年(平成25年)8月に日本で一番高い超高層ビル [1]となった「あべのハルカス」 (大阪市阿倍野区)は、どこまで遠く離れた場所から見えるのか? というものがあります。
本記事は、あべのハルカスがどこから見通せるか、2011年(平成23年)の秋頃から個人的に調べていた結果を公開するものです。

なお、2023年(令和5年)7月に高さ約330mの麻布台ヒルズ森JPタワーが完成し、その建築の過程で、あべのハルカスは日本一高いビルではなくなりました。
その後は西日本で一番高いビルであったり、展望施設を有する日本で一番高いビルと扱われているようですが、後者も”Torch Tower” が上回る予定です。

ダイヤモンド「あべのハルカス」、港大橋、明石海峡大橋の向こうに沈む夕日を望む
ダイヤモンドあべのハルカス(ダイヤモンド「ハルカス」)の撮影例。
ハルカス、コスモタワー、港大橋、明石海峡大橋の向こうに沈む夕日 [2]
左奥は淡路島、右奥は神戸須磨の山。右端には通天閣も写っています。
パール「あべのハルカス」 スーパームーン(年最大の満月)とハルカス
パールあべのハルカス(パール「ハルカス」)の撮影例。
スーパームーン(年最大の巨大な満月)とハルカス。
ハルカスさんにピントが合っておらず、ひどくぶれた写真ですが、参考程度に。

最初に

「『あべのハルカス』はどこから見える」のか、地図ソフト「カシミール3D」 を用いて、見える場所(見える範囲)を調べたうえで、私自身に可能な範囲内で現地を訪れる、あるいは現地の状況に詳しい方々からお話を伺うなどして、実際に見えるかどうか、その可能性を検証してみることにしました。

本記事においては、国土地理院が提供するベクトルデータ「基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュ」(DEM10B)を基に、「カシミール3D」で「可視マップ」(「精密に計算」、「高精密に計算」設定)を作製し、「どこから見える」かを計算しています [3]
「あべのハルカス」の地上高は300mですが、上町台地の上に建っていることを考慮し、「基盤地図情報(数値標高モデル)5mメッシュ」(DEM5A)を参考に、地表面の標高16.6mを加え、その標高を316.6mと見なすことにします。
「あべのハルカス」の座標は「北緯34度38分45秒 東経135度30分51秒」と設定しています。
計算上、ビルの最上部のみが見える山については、あくまでも遠望できる可能性があるという程度の話であって、間を遮る木立の影響や、「あべのハルカス」の座標設定、あるいは使用する数値標高データの精度・誤差、使用する数値標高データの測量実施時期に対し、その後、地形が変化する可能性などから、実際には見えない場合もあります。
今後、提供されるデータの更新により、計算結果が変わる可能性があります。

どこから見える?

より具体的に「可視マップ」や「国土地理院地図」から遠望できる地点を確認したい場合、下の「関連記事」「山域ごとの見える範囲について(可視マップ)」 や、「関連記事」「府県ごとの最遠望地点について(可視マップ)」 をご覧ください。

大阪平野を囲む山々から

基本的なところで、大阪平野を囲む山々……、
六甲山地(行者山東観峰、観音山、東六甲展望台、風吹岩、六甲山神社(石の舞台、白山の宮)、六甲山最高峰、六甲ガーデンテラス(自然体感展望台 六甲枝垂れ)、天狗岩、油コブシ展望台、六甲山天覧台、長峰山(天狗塚)、摩耶山掬星台、菊水山、高取山、おらが山(おらが茶屋)、須磨浦山上遊園など、きわめて多数)、
北摂山系(天王山(青木葉谷展望広場)、若山(北摂一番見晴所)、ポンポン山、箕面山(雲隣展望台・聖天展望台)、六個山、五月山、剣尾山、三草山、長尾連山(中山連山)、大野山、大船山など、きわめて多数)、
生駒山地(男山(あらかし公園)、国見山(枚方市)、交野山、石宝殿古墳(高良神社)、河内飯盛山、生駒山上、信貴生駒スカイラインの各展望地、らくらく登山道の各展望地、大原山(なるかわ園地「ぼくらの広場」)、高安山、高尾山など、きわめて多数)、
金剛山地(王寺町の明神山、二上山、大和葛城山、金剛山の各展望地、金胎寺山(城山)など多数)、
和泉山脈(岩湧山、一徳防山、槇尾山(蔵岩 は表立って立ち入れなくなりました)、焼山、八ヶ丸山(槇尾山グリーンランド)、和泉葛城山、雨山、銀の峰(銀の峯)、俎石山、四国山など、きわめて多数)から遠望できます。

このうち、六甲山地(六甲山系)や神戸市周辺から見える範囲については、「どこから見える『あべのハルカス』 可視マップ 六甲山、神戸編」 のコーナーで解説しています。
六甲山最高峰からの撮影例を掲載していますので、興味がある方はそちらをどうぞ。

府県で言えば大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県に所在する山となります。
和泉山脈でも西部寄りの山々は「あべのハルカス」から距離が離れており、~55km圏となりますが、それらを除けばおおむね~45km圏となります。
括弧内に山名を記載している山は、現地から大阪方面の展望が期待できる山 であり、計算上では見えるものの、現地からの展望が期待できない山は記載していません。
「『あべのハルカス』の撮影ポイントは?(撮影スポット、撮影地)」と同義と言えます。
また、高い山の上や展望地に限らず、いわゆる高台や林道線、山裾、建築物から望むこともできるでしょう。
茨木や箕面(国際文化公園都市「彩都なないろ公園」)、宝塚など北摂の山麓域、神戸や芦屋など六甲の山麓域、東大阪や八尾など大阪東部の山麓域、河内長野など金剛和泉の山麓域や、そう多くはないですが、大阪平野の独立丘陵を巡ってみると、さまざまな場所から「あべのハルカス」の姿が肉眼でも見えることに気付きます。

なお、「あべのハルカス」から約55km離れた和泉山脈の西端(紀泉国境の西端)、大阪府泉南郡岬町と和歌山県和歌山市の府県境に所在する高森山、四国山のあたりが、計算上、「大阪府から『あべのハルカス』が見える最遠望地点」 です。
現況がはっきりとは分かりませんが、2011年に私が撮影した写真を見るかぎり、四国山の展望台から「あべのハルカス」を遠望できそうです。

追記。
「あべのハルカス」の地上高(高さ)である300mにちなみ、30.0km先に見える地点はないかというお問い合わせをいただきました。
こちらでお答えしておきますが、たとえば、あらかし公園から「あべのハルカス」まで30.2km、摩耶山掬星台から「あべのハルカス」まで29.8km、岩湧山の展望地(三角点の西)から「あべのハルカス」まで30.3kmで、いずれも実際に見えることを確認済です。
ただし、距離は「あべのハルカス」の座標設定しだいで差が生じる場合があります。
なお、金剛山のロープウェイ駅側の展望台から「あべのハルカス」まで29.9kmですが、金剛山の山体に遮られるため、残念ながら「あべのハルカス」は見えません。
記事の下部に八幡市からの撮影例を掲載しておきます。

京都や奈良、大峰山脈などから

さらに、摂津丹波国境・丹波の山(深山、虚空蔵山、白髪岳など)、
京都北山・東山(愛宕山、比叡山、大文字山、逢坂山、紫雲山(くろ谷)、東山山頂公園(将軍塚展望台)、稲荷山(荒神峰)、大岩山など多数)、
湖南の山(阿星山)、醍醐山地(西千頭岳の周辺、醍醐山(上醍醐)、日野岳など)、
笠置山地・鷲峰山系(鷲峰山、三上山(木津川市)など)、
竜門山地(御破裂山、音羽山、竜門岳の周辺、高取山など)、
高見山地(高見山、三峰山など)、台高山脈(白屋岳、明神平、御座嵓など)、
吉野(高城山展望台など)、大峰山脈(山上ヶ岳、稲村ヶ岳、八経ヶ岳、弥山など多数)、
奥高野・紀伊山地西部(陣ヶ峰、荒神岳、伯母子岳など)、
加えて、紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島から望むことができます。

上はおおむね35~75km圏となります。
県としては滋賀県、三重県にあたる山が加わります。
大阪平野からは京都盆地方面が大きく開けているため、京都市の東側にあたる山域(京都東山、比叡醍醐山地)から見える地点は多く、たとえば大文字山からは「あべのハルカス」の姿を明瞭に遠望できます。

山は登らないが、遠くから「あべのハルカス」を眺めてみたいという方には京都タワーの展望室がお勧めです。
気象条件にもよりますが、ある程度、空気が澄んだ日であれば、備え付けの双眼鏡(無料)から容易に見通せるでしょう。

京都タワー展望室から大阪城、クリスタルタワーを遠望 2016年7月

京都タワー展望室から大阪城、あべのハルカスを遠望撮影

2016.07.13

京都タワー展望室からの撮影例は上の記事に。

淡路島から

大阪湾を越えて、淡路島(淡路SA大観覧車など沿岸部はもちろん、大阪湾海上交通センター、城ノ瀬山、あわじ花さじき、高倉山、三熊山(洲本城跡)、柏原山、南辺寺山など、きわめて多数)から望むこともできます。

淡路島と一口に申し上げても、島北部(汐鳴山、城ノ瀬山など)、島中部(「淡路富士」先山など)、島南部(柏原山、沼島など)では距離が離れており、島北部から望むのと島南部から望むのでは見えやすさも大きく異なります。
島北部の東側沿岸部ほど「あべのハルカス」まで近くなるため、望む機会も増えるでしょう。
たとえば、淡路サービスエリアから「あべのハルカス」まで約46kmですが、南端部の沼島からは約80km~離れており、淡路島から見える範囲は45~85km圏と広いです。
また、計算上では明石海峡大橋の上(橋桁、主塔)から望むこともできますが、ただ望むだけであればともかく、その性質上、分かりやすい写真を撮影する機会は稀でしょう。

私が知るかぎりでは、島中部から南部にかけては展望に恵まれた山が少なく、島南部に連なる諭鶴羽山地に属する柏原山が展望地を有している [4]ものの、兜布丸山、油谷山といった、計算上、見える範囲に含まれている山の現況が分かりません。

淡路島最高峰の諭鶴羽山は「あべのハルカス」が見える範囲から外れているというのが当初より一貫した私の見解ですが、改めて述べておきますと、私が調べたかぎり、計算上においても、実地踏査による調査、検証においても、諭鶴羽神社さんの展望台、山頂の展望地(御旅所)、いずれからも「あべのハルカス」は見えません。
周辺山域では、諭鶴羽山の北東2.5kmに所在する三角点585.7m峰(点名「中向背」)、ならびに、諭鶴羽山の北2.2kmに所在する標高約480m小ピーク付近から、わずかにビルの最上部が見える可能性が残されています。

また、島南西端部に横たわる南辺寺山地(西淡山地)の周辺にも、「あべのハルカス」の上部を見通せる地点が点在しています。
南辺寺山(南辺山)の展望地から「あべのハルカス」は約83km離れており、これは、淡路島から「あべのハルカス」が見える地点としては最遠に近いです。

遠く滋賀県(、岐阜県、三重県)から

京都には高い山が少ないこともあり、その向こう、はるか遠く、
比良山地(権現山、びわ湖バレイ(打見山、蓬莱山)、武奈ヶ岳など)、
鈴鹿山脈(鎌ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、御池岳(ボタンブチ)、霊仙山など多数)、
伊吹山地・近江美濃国境の山(伊吹山、金糞岳、白倉岳(白倉ノ頭)など)といった、
滋賀県を代表する高峰を擁する山域も「あべのハルカス」が見える範囲に含まれています。

滋賀県との県境付近のみですが、岐阜県にあたる山が加わります。
滋賀県最高峰の伊吹山まで約118km、第2位峰である金糞岳まで約125km離れています。
とくに、金糞岳は「近畿地方(関西)から『あべのハルカス』が見える最遠望地点」 ですが、湖北から近江盆地、京都盆地を越えて遠く大阪平野を見通すのは難しいものがあります。
→「滋賀県から『あべのハルカス』を遠望 近畿地方の最遠は?」

播磨や丹波の向こう、あるいは瀬戸内海から

六甲山や北摂山系より向こう、あるいは淡路島北部や明石海峡より向こう、
北播磨・播磨丹波国境・丹波但馬国境周辺の山(篠ヶ峰、播丹但国境の三国岳など)、
播磨灘は家島諸島、瀬戸内海は小豆島(島最高峰の星ヶ城山(嶮岨山)、船着き岩)、
児島半島(半島最高峰の金甲山)から「あべのハルカス」を望むことができます。

県としては香川県(小豆島)、岡山県(児島半島)が加わります。
播磨灘に浮かぶ家島諸島(計算上では大ツフラ島、松島、男鹿島の3島)については、「あべのハルカス」から大ツフラ島が約96km、松島が約95km離れており、これは「兵庫県から『あべのハルカス』が見える最遠望地点」 ですが、私には現地の状況が分からないため、実際に見えるか分かりません。
→「兵庫県(淡路島を含む)から『あべのハルカス』を遠望 最遠は?」

児島半島最高峰である金甲山は「あべのハルカス」から約143km離れており、これは「本州から『あべのハルカス』が見える最遠望地点」 です。
→「岡山県から『あべのハルカス』を遠望 本州の最遠は?」

最遠望……、はるか彼方、四国から

さらに、遠く四国は讃岐山脈(阿讃山脈)(天円山、女体山、さぬき市の矢筈山、竜王山、大川山など)、
四国山地(剣山地)(中津峰山、高越山、石堂山、矢筈山(阿波矢筈山)、黒笠山、剣山、三嶺、ミツコバ(牛ノ背)など多数)からも「あべのハルカス」を望むことができます。

香川県の本土、徳島県、高知県に所在する山が加わります。
約172km離れた剣山地西部、徳島県に所在する「ミツコバ(牛ノ背)」の周辺山域が、計算上、「『あべのハルカス』が見える最遠望地点」 (人類が地表に足を置いた状態で、「あべのハルカス」を見通せる最遠望地点) [5]ですが、四国、淡路島、大阪湾などを越えて遠く大阪平野の建築物を望むのは困難で、四国山地(剣山地)の高峰から「あべのハルカス」の撮影例は珍しいものとなりそうです。
→「徳島県から『あべのハルカス』を遠望 日本全国の最遠は?」

追記。
一部で誤った話が流れているようですが、最遠望地点はミツコバ(ミツコバ山)の山頂や、ミツコバと天狗塚の間の「牛ノ背」と呼ばれる高原地帯であり、天狗塚の山頂ではありません。
天狗塚の山頂は見える範囲から明確に外れています。
「天狗塚の西」と正確に伝えるのであればともかく、ただ「天狗塚」とするのは正確性や公平性を欠いています。
追記終わり。

「あべのハルカス」の撮影例

比叡山(四明岳)からの撮影例

比叡山(四明岳)から建設中の「あべのハルカス」、大阪湾、青い京都タワーを望む 2012年11月
比叡山(四明岳)から建設中の「あべのハルカス」、大阪湾、京都タワーのブルーライトアップを望む。
撮影地点から「あべのハルカス」まで54km。2012年11月。

一例として、比叡山でも京都市側にあたる四明岳のビュースポットから撮影した写真を掲載しておきます。
2012年(平成24年)11月の撮影当時、「あべのハルカス」は建設中で、ビルの上部にはクレーンが写っています。
「あべのハルカス」は航空障害灯が点いておらず [6]、屋内照明も限られているため、夕暮れ時から夜間にかけて、遠くからの視認が難しい時期でした。
右奥には大阪湾の海面が照らされており、うっすらですが、「あべのハルカス」の後方には、ちょうど100km先に所在する和歌山市最高峰の雲山峰も写っています。
京都タワー、東寺さんの五重塔が青く光っているのは「世界糖尿病デー」に伴うライトアップイベントです。
「航空障害灯が点いていないハルカス、夕焼けに照らされる大阪湾、青い京都タワー」を比叡山から望むという、今となっては撮影できないであろう、なかなか面白い構図ではないでしょうか。

追記しておきますと、京都タワーの塔体照明は2016年(平成28年)3月からLEDに切り替わったため、上の写真に写るマルチハロゲン灯による青いライトアップは見ることができなくなりました。
「あべのハルカス」の航空障害灯が消灯する可能性も乏しく、もはや幻の写真と言えるでしょう。

紀泉アルプス(俎石山)からの撮影例

紀泉アルプス 俎石山から関空連絡橋、りんくうの星、あべのハルカスを望む 2012年12月
紀泉アルプス(俎石山「北展望台」)から建設中の「あべのハルカス」、関空連絡橋、りんくうゲートタワービル、大観覧車「りんくうの星」を望む。
撮影地点から「あべのハルカス」まで47km。2012年12月。

和歌山県と大阪府を分ける和泉山脈のうち、西部山域の一部を「紀泉アルプス」と称します(さらに、その山域の一部は紀泉高原自然休養林に指定)。
見晴らしが良い山も多いですが、とくに阪南市、泉南郡岬町と和歌山市の府県境付近に所在する俎石山から「りんくうゲートタワービル」越しに「あべのハルカス」の姿を遠望できます。
関西国際空港、りんくうゲートタウンの大観覧車「りんくうの星」、大阪湾、泉南地域の街並みを併せて一望できる点に惹かれるものがあります。

とくに示していませんが、手前の目立つ高層ビルは「りんくうゲートタワービル」、左横の観覧車が「りんくうの星」で、「あべのハルカス」は遠方に小さく見える高層ビルです。
あべのハルカスが建築されるまで、りんくうゲートタワービルが大阪府で最も高いビルでした。

生駒山(大原山)からの撮影例

生駒山 なるかわ園地「ぼくらの広場」から小豆島、明石海峡大橋、あべのハルカスを望む 2012年10月
生駒山(なるかわ園地「ぼくらの広場」)から建設中の「あべのハルカス」、明石海峡大橋、小豆島を望む。
撮影地点から「あべのハルカス」まで14km。2012年10月。

生駒山地でも屈指の好展望地として知られる大原山(なるかわ園地「ぼくらの広場」)から撮影した写真です。
私はこの年の7~8月にかけて寝込んでおり、この日は復帰後のリハビリ中で、他の方々に付き添っていただきながら山を登りました。
雲も多く、展望には期待していなかったのですが、意外にも遠く離れた小豆島まで見えて驚いたことを覚えています。

「小豆島」の「小」の下にうっすら見えているピークが125km先に所在する小豆島最高峰の星ヶ城山で、「淡路島」の「淡」の上のピークが淡路島北端部の汐鳴山。
左端に淡路SA大観覧車、中央に明石海峡大橋、神戸空港、右端に須磨浦山上遊園の山々。
大阪湾を挟んで大阪市側には建設中のハルカス、通天閣、港大橋、コスモタワー、天保山大観覧車などが写っています。
この写真を撮影した数ヶ月後、同じ場所から「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日」の構図の写真を撮影しましたが、すでにビルの上部のクレーンは撤去されていました。

追記。
2015年(平成27年)7月7日~19日の期間中、過去に私が撮影した「明石海峡大橋、家島諸島、児島半島の向こうに沈む夕日、あべのハルカスとコスモタワー」の構図(など)の写真、ならびに解説が大阪で展示される予定です。
→ 無事に終了しました。ありがとうございました。

男山(あらかし公園)からの撮影例

あらかし公園(北浄土ヶ原南公園)からハルカス、ひらかたパークの観覧車を望む 2015年10月
あらかし公園(北浄土ヶ原南公園)から「あべのハルカス」、ひらかたパーク観覧車「スカイウォーカー」を望む。
撮影地点から「あべのハルカス」まで30km。2015年10月。

あべのハルカスまで約30km地点からの撮影例として、八幡市橋本の「あらかし公園」(北浄土ヶ原南公園)から撮影した写真を掲載しておきます。
いわゆる鳩ヶ峰(男山)の中腹と言える高台に位置しており、送電線越しではありますが、ひらパーさんの観覧車とハルカスさんを合わせて遠望できるスポットです。

この日は「あべのハルカス」を撮影する目的で当地を訪れたわけではなく、別件で訪れた 際のついでに撮影しました。
左手前が黒く靄がかっているのは木の枝越しに撮影したからです。

あらかし公園から大阪の高層ビル群、梅田スカイビルを遠望 京都府八幡市 2016年6月

あらかし公園から大阪のハルカスと大観覧車を遠望 八幡市

2016.06.24

後年、「あらかし公園」から「あべのハルカス」などを撮影した写真は上の記事に。
さらに、開業直前の日本一高い大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)」も写っています。

その他の撮影例

その他、「あべのハルカス」を含む展望、風景の個人的な撮影例については、以下の当該カテゴリから各記事を参照してください。

大した写真は掲載していませんが、蓬莱山、愛宕山、天ヶ岳、金毘羅山、松ヶ崎東山(京都五山送り火「妙法」の「法」の山)、比叡山、瓜生山、大文字山、紫雲山、逢坂山、東山山頂公園(将軍塚展望台)、稲荷山、大岩山、京都タワー展望室、京都駅ビル(大空広場)、日野岳(日野山)、あらかし公園、国見山(枚方市)、交野山、河内飯盛山、大和葛城山、岩湧山、俎石山、天王山、ポンポン山、彩都西部地区(彩都なないろ公園、せせらぎ橋)、剣尾山、摩耶山、菊水山などから撮影した写真を載せています。

時間が足りず、現在のところ、とくに記録として残していませんが、他には、打見山、天狗杉(花背山)、ナッチョ(天ヶ森)、横高山(玉体杉)、西千頭岳(かつての京都国際CC、メガソーラー建設予定地)、醍醐山(上醍醐)、空鉢峰(鷲峰山)、石宝殿古墳(高良神社)、生駒山、大原山(なるかわ園地)、高安山、明神山(王寺町)、金剛山、一徳防山、槇尾山、焼山、八ヶ丸山、泉州小富士山、和泉葛城山、明神平(北部台高)、北摂山系の展望適地、六甲山系の展望適地、淡路島の展望適地などからも撮影しています。
ぼんやり写っている程度でよいなら他の地点からも撮影していますが、特別な例を除き、明瞭に分かる写真以外は掲載する予定がありません。

カテゴリー別アーカイブ: あべのハルカス

このうち、遠くからビルの全景を確認できる、とくに分かりやすい例として、以下の3つの記事を挙げておきます。

大文字山から「あべのハルカス」全面開業カウントダウン「61」と通天閣を遠望 1月5日

大文字山の夜景 四国や通天閣、あべのハルカスを京都から遠望

2014.01.10

京都東山の大文字山(京都市左京区)から撮影。 (ハルカスまで50km)

神戸の菊水山から大阪の「あべのハルカス」、舞洲、天保山大橋を遠望 2013年12月

神戸の菊水山から和歌山の風力発電所、あべのハルカスを遠望

2014.01.14

六甲山系の菊水山(神戸市北区)から撮影。 (ハルカスまで34km)

岩湧山から明石海峡大橋を遠望する 和泉山脈 河内長野市 2013年9月

岩湧山から明石海峡大橋、ハルカス、大阪のビル群を遠望・撮影

2013.09.14

和泉山脈の岩湧山(大阪府河内長野市)から撮影。 (ハルカスまで30km)

遠くから望むにあたって

ビルの全景を眺めることができず、上部のみが見える山については、事前に正確な方角を把握していないかぎり、それが「あべのハルカス」とは認識できないでしょう。
さらに、現実問題として、遠くから大阪平野を望むのはなかなか難しく、60~70kmを超える日中の撮影例は珍しいものとなりそうです。

蓬莱山から京都タワー、あべのハルカス、遠くに和泉山脈を望む 2013年8月

びわ湖バレイ 蓬莱山から「あべのハルカス」を望む 2013年8月

2013.09.02

そのあたり、滋賀県や四国からの超遠望について、個人的な見解を上の記事で述べています。
比良山地は蓬莱山(びわ湖バレイ)からの撮影例を含みますが、夏場に撮影した写真ということもあり、写りは今ひとつです。
また、ごく初期(2013年夏の時点)の見解ですので、大雑把です。

個人的に「あべのハルカス」までの距離が100km超の山で望みやすいと見ているのが児島半島に所在する金甲山です。
空気が澄んだ夜に「強引な手段」を用いて撮影することも可能でしょうが、計算上、明石海峡大橋の下にビルの上部がわずかに見えるのみであり、実際に見えるかどうか分かりません

追記。
読みが当たり、ついに金甲山からの撮影例が出ました……、それも同時に複数の方々から!
「空気が澄んだ夜に『強引な手段』を用いて撮影する」点まで予想どおりでしたね。
これで、「実際に見える」ことが確定しましたが、日中の撮影例が待ち遠しいところです。

四国は讃岐山脈に属する鳴門市の天円山(天ヶ津峰)は、標高も低く、アクセスも容易で、山頂には展望台もあり、「あべのハルカス」までの距離も約103km、四国の他の高峰と比較すると、「あべのハルカス」を望みやすいかもしれません。
ただし、淡路島南西端部の南辺寺山の向こうにビルの上部が見えるのみであり、前述したように、事前に場所、方角を把握していないかぎりは認識できないでしょう。

剣山地に属する徳島市最高峰の中津峰山からは、間を淡路島などの山に遮られることなく、紀伊水道、紀淡海峡、大阪湾の向こうに「あべのハルカス」の姿を望むことができます。

交野山から「あべのハルカス」開業カウントダウン「99」の数字と四国や沼島を遠望

交野山から「あべのハルカス」開業カウントダウン「99」を撮影

2013.12.20

これは私が過去に交野山から撮影した写真を、ちょうど反対側から望む形となります。
何かといろいろあったようですが、現在は展望環境も良く、見える、見えないで言えば中津峰山から見通せます。
同様に、吉野川市に所在する高越山や、美馬郡つるぎ町と三好市の境に所在する石堂山、矢筈山、黒笠山といった祖谷山系を代表する高峰なども、淡路島の中央部を跨ぎ、「あべのハルカス」の姿を遮るものなく望むことができますが、中津峰山と比較すると、「あべのハルカス」までの距離は遠くなります。

また、遠くからビルの全景をおおむね眺めることができる山域として比良山地があり、とくに「びわ湖バレイ」の打見山、蓬莱山はアクセスが容易ですが、遠望に適した時期の比良山地は悪天候の日が多く、そう頻繁に望むことはできないでしょう。
ですが、ビルの全景を見通せる遠くの山としてお勧めできます。

「カシバード」による四国からの展望予想図

一例として、矢筈山(阿波矢筈山)から「あべのハルカス」方面の展望予想図を掲載しておきます。
矢筈山は徳島県美馬郡つるぎ町と三好市の境に所在する1848.7m峰です。
(→2014年4月1日付の「三角点の標高成果改定」に伴い、1848.8mに改められました)

矢筈山(阿波矢筈山)から「あべのハルカス」方面の展望予想図
出典「基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュ」(国土地理院)

手前に見えている大麻山、天円山は鳴門市の山で、見えませんが、淡路島との間に鳴門海峡、その向こうが淡路島で、島南西端部の南辺寺山、島中部の「淡路富士」先山など、淡路島の向こうに広がる大阪湾、さらに海を越えると大阪平野に至りますが、矢筈山の山頂から見て地平線に達するまでの距離が約153kmであることを考慮すると、大阪市や堺市でも、とくに標高の低い平地部(地表)を望むのは難しいでしょうか。
大阪平野や「あべのハルカス」の後方には交野山から生駒山にかけての生駒山地の山々、さらに遠方には京都府南部の大峰山、空鉢峰(鷲峰山)まで望むことができるでしょう。

「あべのハルカス」は(建築物以外は)遮られるものなく望むことができそうですが、淡路富士に遮られるため、コスモタワー(大阪府咲洲庁舎)の下部は望むことができません [7]
計算上では通天閣も淡路島などの山に遮られることなく見えますが、「あべのハルカス」と比較すると高さが低いため、実際に見えるかどうかは分かりません。
直線上に所在する建築物などを調べた感じでは見える可能性がありそうですが……。

矢筈山から「あべのハルカス」までの距離は約163km。
これは、淡路島などの山に(ビルの下部を)遮られることなく、「あべのハルカス」(や通天閣)の姿を遠望できる山としては最遠に近いです。
ただし、あくまでも計算上の話であって、実際にどのように見えるかは分かりません。

余談ながら、矢筈山や剣山、三嶺といった、剣山地を代表する高峰は、計算上、「明石海峡大橋の北主塔(神戸市側主塔、舞子側主塔)を遠望できる」山でもあり、「あべのハルカス」まで見えるような好条件の日であれば、同様に明石海峡大橋の主塔も撮影できる可能性が高いでしょう。
矢筈山から明石海峡大橋の北主塔までの距離は約124kmです。
ただし、明石海峡大橋の主塔は愛媛県(法皇山脈や石鎚山脈の東部)や滋賀県と三重県の県境(鈴鹿山脈)から見える可能性があるため、剣山地が最遠望地点ではありません。
とくに後者は私自身で実際に確認済です。

各府県最高峰から「あべのハルカス」を望む

「あべのハルカス」は、大阪府、奈良県、京都府、(三重県)、滋賀県、香川県、徳島県、高知県の各府県最高峰から望むことができます。
ただし、頻繁に望むことができるのは大阪府最高峰の大和葛城山 [8]からくらいのものでしょう。

以下に表形式で示しておきますが、このうち、京都府最高峰の皆子山のみ、大阪方面に対する現地の展望環境がよくありません(が、望むことはできます)。

府県最高峰距離(改定前→)
標高
山頂所在地備考
葛城山
(大和葛城山)
26.1km(958.9m→)
958.8m
大阪府南河内郡千早赤阪村
奈良県御所市
大阪府最高峰
八経ヶ岳
(八剣山)
(仏経ヶ岳)
63.7km(1915.1m→)
1915.2m
奈良県吉野郡天川村
奈良県吉野郡上北山村
奈良県最高峰
近畿地方最高峰
皆子山68.3km(971.5m→)
971.3m
京都府京都市左京区
滋賀県大津市
京都府最高峰
伊吹山118.2km1377.3m滋賀県米原市滋賀県最高峰
竜王山
(阿波竜王)
147.1km1059.8m徳島県美馬市
香川県仲多度郡まんのう町
香川県最高峰
剣山157.6km(1954.7m→)
1955.0m
徳島県三好市
徳島県那賀郡那賀町
(徳島県美馬市)
徳島県最高峰
三嶺166.7km(1893.4m→)
1893.6m
徳島県三好市
高知県香美市
高知県最高峰
日出ヶ岳
(大台ヶ原山)
74.9km1695.1m三重県多気郡大台町
奈良県吉野郡上北山村
(山頂の北東0.05km地点)
三重県最高峰

三重県最高峰である日出ヶ岳(大台ヶ原)の山頂(展望台)から「あべのハルカス」が見えるかどうかは微妙なところです。
計算上、山頂(展望台)から望むことはできないものの、山頂の北東0.05km~の地点が見える範囲に含まれています。
詳しくは、( →「奈良県から『あべのハルカス』を遠望 最遠は?」

「大台ヶ原の山頂(展望台)から『ハルカス』が見える、見えない」で言えば、本記事では公開当初より一貫して「見えない可能性が高い」としていますが、見える可能性がないかと問われれば、条件しだいだとお答えするよりほかありません。
あくまでも計算上の話ではありますが、「見える」と断定するのは誤りです。

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展望台「ハルカス300」からの眺望、景色

「あべのハルカスの展望台『ハルカス300』からどこが見える?」

最後に

以下は余談です。

私が「あべのハルカス」に対する遠望を最初に意識したのは2011年9月。
地上部の工事が始まったのが2011年2月ですので、それから半年が過ぎた頃となります。
比叡山地、京都東山に属する大文字山(京都市左京区)から目立つ形で「阿部野橋ターミナルビル タワー館」(ハルカス)を望むことができるだろうと予想し、そのことを発表いたしました。
この時点で「あべのハルカスがどこから見えるか」について考察した方は他にいらっしゃらないでしょう。

その直後、2011年10月の空気が澄んだ日のこと。

大文字山から台高山脈(大台ヶ原)、大峰山脈の山々を遠望 京都市 2011年10月

京都の大文字山から大峰山脈、淡路島を遠望 建設中のハルカス

2013.01.03

大文字山から建設中の「あべのハルカス」の撮影に成功し、これが約50km離れた大文字山から望遠レンズを用いて撮影した最初の写真となりました [9]
2012年に入り、六甲、北摂、生駒、金剛、和泉の山々からはもちろん、好条件の日に大文字山や比叡山から望む機会も増え、今に至ります。

当ウェブサイトの読者さんならお分かりいただけると思いますが、部分開業日や、開業カウントダウンなど、特別に意味がある日を除けば、私は「あべのハルカス」を遠望するために山を登っているわけではなく、山の上から景色を眺めるにあたり、その姿がよく目立つから撮影しているだけにすぎません。
そういった点では、山、塔、橋、灯台、風車、観覧車など、他のランドマークと同様です。
もっとも、「日本一の高さ」(当時)という言葉の響きに惹かれるものがあるのも事実で、今後も近畿地方……、とくに京都周辺の山々から撮影してみたいと考えています。

「遠く」から「あべのハルカス」を撮影した写真を期待して当ウェブサイトをご覧になる方がいらっしゃることは承知しておりますが、現状、体調と費やせる時間の問題もあり、自身で訪れることが可能な地点が限られています。
ですが、いずれ、伊吹山、金糞岳、あるいは鈴鹿山脈といった、私にとっても馴染みがある山の上から望む機会があれば嬉しいです。

追記

夢洲に300m級の高層ビルが建設される、かも?

2018年(平成30年)12月20日、追記。
報道によると、夢洲の新設駅にタワービルが建設されるとか……。
ただ、ソースにより詳細が異なりますので、しばらく続報を待つ必要がありそうです。

夢洲新駅にタワービル、大阪メトロが構想 大阪万博会場 – 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181220/k00/00m/040/232000c

毎日新聞さんの報道では「高さ約275メートル(55階建て)の高層タワービルを24年度中に整備する構想」としていますが、

夢洲の新設駅にタワービル整備へ|NHK 関西のニュース
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20181220/0010923.html (リンク切れ)

NHKさんの報道では「高さ300メートルほどのタワービルの整備を目指す」とのこと。
仮に、ビルの軒高はハルカスさんと同規模でも、ビルが建つ地表面の標高(海抜)が異なる(おそらく低い)ため、ビルの標高(海抜)はハルカスさんより低くなりそうです。
この予定地点でしたら、私が住む京都(の山の上)から見える可能性も高く、今後の展開が楽しみです。

大阪メトロ、夢洲タワー計画の規模・時期を見直し IR誘致遅れで – 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20200710-N2HGOOR57NLX5KS4QRFF4J7SXA/

その後、2020年(令和2年)には「タワービル建設計画の規模や時期を再検討する」との報道が。
「夢洲タワー」だったり、「夢洲駅タワービル」だったり、呼称(仮称?)も一定しませんが、新駅そのものは建設が進められているようですね。

脚注

  1. 記事初稿の時点での話。2013年8月の時点で、それまで日本で一番高いビルであった「横浜ランドマークタワー」の高さを「あべのハルカス」の高さが上回りました。追記しておきますと、「虎ノ門・麻布台地区プロジェクト 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の「A街区・複合棟」(仮称)→「麻布台ヒルズ森JPタワー」(高さ325.2m)が2019年3月より着工、2023年3月に竣工予定で、その建設中に「日本一高いビル」の座が移る見込みです。それ以降は西日本で最も高いビル扱いになるのでしょうか? また、「東京駅前常盤橋プロジェクト 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」の「B棟」(仮称)→「”Torch Tower”(トーチタワー)」(高さ390m)が2023年度より着工、2027年度(→2028年度)に完成する予定です。2023年7月3日、「麻布台ヒルズ森JPタワー」が完成し、「あべのハルカス」は日本一高いビルではなくなりました。[]
  2. コスモタワーは「あべのハルカス」と直線上に重なっています。[]
  3. 追記。その後、対応可能な地域については「基盤地図情報(数値標高モデル)5mメッシュ」(DEM5A)を基に再計算しています。ただし、今後、提供されるデータの更新により計算結果が変わる可能性があります。[]
  4. 追記。2014年8月7日に「洲本柏原山市民天文台」がオープンします。自身では未確認ですが、展望の環境も変わるでしょう。[]
  5. 条件を設けず、単純な距離の観点から申し上げれば、宇宙から望むほうが遠くなる場合があります。[]
  6. 航空障害灯の点灯は2013年2月頃から。[]
  7. 下部が見えないだけであって、姿そのものは望むことができそうです。[]
  8. 大阪府の最高峰については諸説あり、大和葛城山(山頂の所在地が大阪府、かつ、固有の山名を持つ山としては最高峰)、伏見峠の北西0.3kmに所在する標高点1028m(大阪府に所在する独標としては最高標高であるが、無名峰)、金剛山の南東0.75kmに所在する大阪府最高地点(数値上の最高標高であるが、金剛山の山肩にすぎず、山頂の所在地は奈良県)などが挙げられますが、かつて、大阪府の公式サイトで「大阪府の最高峰である大和葛城山」と紹介していたこともあり、私自身の見解は別として、こちらでもそれに従っておきます。[]
  9. その後、改めて調べてみたところ、広角レンズを用いて撮影した写真であれば、それ以前、2011年7月や8月に撮影した写真にも写り込んでいましたが、それらは偶然の産物にすぎません。[]