2013年(平成25年)5月の話。
この日は夕暮れ時に大文字山をハイキング。
日没前の「大」の字の火床からは、遠く大阪の「あべのハルカス」や和歌山の紀泉アルプスの山々が条件よく見えており、日没後の山頂(三角点)からは、それらに加えて紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島まで遠望できました。
京都の大文字山から和歌山や大阪方面を撮影した話は前回の記事に。
今回はその続きのようなものです。
山頂からの眺望を楽しみ、再度、火床まで戻ってきた頃にはすでに真っ暗。
せっかくなので、空気が澄んだ夜の景色を撮影してから下山することにします。
大文字山から京都南部、大阪方面の夜景を望む。
右手前に京都タワー、左奥に超高層ビル「あべのハルカス」まで収めています。
ここまで大阪の街明かりがはっきり見える春の夜もそうそうありません。
冬場の冷えた夜には及ばないものの、揺らぎが少なく、夜景もシャープに輝いています。
この記事の初稿を公開した当時はハルカスさんが日本一高いビルでした。
大文字山から京都南西部、遠くに大阪都心部、コスモタワー方面の夜景を望む。
撮影地点から大阪府咲洲庁舎(コスモタワー)(大阪市住之江区)まで55.6km。
とくに示していませんが、コスモタワーの左には梅田スカイビルなどのビル街も写っています。
左手前には目立つNTTドコモ京都ビルとNTTコミュニケーションズ京都南ビル(赤白の塔)。
大文字山から遠くに「あべのハルカス」、通天閣方面の夜景を望む。
撮影地点から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで49.5km。
分かりにくいですが、「あべのハルカス」の右に通天閣も小さく写っています。
今年2月頃、「あべのハルカス」の航空障害灯が点くようになりました。
上の写真でお分かりでしょうか……、ビルの壁面に見えている赤い点です。
それ以前、たとえば、私が昨年11月の夜に大文字山から「あべのハルカス」を撮影した写真にはそれがなく、今となっては貴重な写真と言えるでしょう。
今出川通を中心とした定番の構図です。
京都御苑、相国寺さん、下鴨神社さん(糺ノ森)、京都大学さん、吉田山などなど。
大雑把に申し上げて、右端で京都御苑が見切れており、その後方には二条城。
中央が河原町三条周辺、その左に京都タワー、京都駅の周辺、左奥には大阪方面の街明かり。
関連記事 2013年5月 ナイトハイク 大文字山から夜景を
すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。
- 大文字山 京都から和歌山の紀泉アルプス雲山峰や友ヶ島を遠望
- 大文字山ナイトハイク 京都や大阪の夜景を一望 空気が澄んだ夜
大文字山(地理院 標準地図)
「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」標高465.4m(→465.3m)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)
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