彩都西の夜景 守口市花火大会と万博公園の観覧車を遠望 大阪

2016年(平成28年)8月28日の話。
晩夏の夜空を彩る花火と観覧車のライトアップを合わせて撮影するため、大阪府茨木市と箕面市に跨る国際文化公園都市、通称「彩都」を訪れました。
川合裏川に架かる橋の上から眺めれば「面白い構図」となることが事前に予想でき、そちらから打ち上げ花火を観賞する予定でしたが、先に訪れた「彩都なないろ公園」で夜風に吹かれているうち、すっかり長居をしてしまい、そのまま公園の展望広場から眺めることに。
当初は私しかいなかったものの、花火大会の開始予定時刻である19時30分が近付くにつれ、ちらほらとではありますが、他の方々も上っていらっしゃいました。
皆がみな花火が目当てというわけでもなさそうですが、何人かは腰を据えて見物する態勢に入っていらっしゃいます。
この公園から花火の打ち上げ地点まで軽く10km以上は離れており、遠くで小さな華が開いたと感じる程度だと考えられますが、あくまでも夕涼みのついでなのでしょう。
地元や近隣在住でもない私が広場のベンチに腰掛けていることに居心地の悪さを感じながらも、今さら移動する気も起きず、そのまま花火が上がる時を待ちました。
湿度が高いのが難点ながら、夏の夜としては涼しく、秋の訪れを予感させます。

箕面 彩都なないろ公園 展望広場の夜景

彩都なないろ公園の夜景 花火大会、大観覧車、ハルカスを遠望 大阪府箕面市 2016年8月
彩都なないろ公園の夜景。花火大会、エキスポシティの大観覧車、あべのハルカスなどを遠望。
撮影地点の「彩都なないろ公園」(大阪府箕面市)から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで23.7km。

「彩都なないろ公園」は北摂の高台に開かれており、広く大阪平野の夜景や風景を一望できます。
広角気味に撮影した上の写真では分かりにくいですが、左端付近に「EXPOCITY(エキスポシティ)」の大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)」が紫色にライトアップされており、その右に守口市花火大会の赤色の花火が上がっています。
また、写真の右奥には超高層ビル「あべのハルカス」が突き抜けるように聳えており、それより右には大阪市の高層ビルが林立しますが、ビル群については少しばかり見切れており、とくに梅田の西部寄りが写っていません。

彩都なないろ公園の夜景 天保山大観覧車、りんくうの星、飛行機の光跡 2015年4月

彩都なないろ公園の夜景 展望台から大阪の夜景を一望 箕面

2015.05.01

高層ビル群や大阪湾方面の遠景夜景は過去の記事に。

彩都なないろ公園の夜景を動画で

大阪平野の夜景と守口市花火大会、大観覧車オオサカホイールを「彩都なないろ公園」から動画で撮影。
約1分50秒。音声無し。

左端付近で上がる花火の場所は連発となる後半ほど分かりやすいでしょうか。
上空には飛行機が飛んでおり、その光跡も写っています。

この夜は枚方市でも花火が上がっており、偶然、そちらも「彩都なないろ公園」から撮影できました。
上の構図より左となるため、今回の記事に掲載している写真や動画には写っていません。

枚方のサプライズ花火大会と夜景を箕面の彩都なないろ公園から遠望 2016年8月

枚方のサプライズ打ち上げ花火と夜景を箕面の彩都から遠望

2016.08.29

その話は前回の記事に詳しく。今回はその続きのようなものです。

エキスポシティ周辺と花火大会

エキスポシティの大観覧車OSAKA WHEEL、守口市花火大会を彩都なないろ公園から遠望
エキスポシティの大観覧車「OSAKA WHEEL(オオサカホイール)」、守口市花火大会を彩都なないろ公園から遠望する。
撮影地点から花火の打ち上げ地点である淀川河川公園守口地区まで約13km。

花火は吹田市の万博記念公園周辺で上がっているようにも感じますが、それより遠く、守口市の淀川河川敷で上がっています。
この夜は強い風が吹いており、上がる花火が右に流されているのが遠目にも分かりました。
遠くで見ている分には心地よい風でしたが、現地で花火の打ち上げに関わった方々は風向きに悩まされたかもしれません。

20時前までは「彩都なないろ公園」から花火を眺めていましたが、20時30分頃と予想されるフィナーレ部分は当初の予定どおり橋の上から撮影しようと公園を後にします。
私がいた展望台だけではなく、公園の中腹のあたり、入り口付近、それに近くの「そよかぜ橋」の上など、見晴らしが良さそうな場所には人が集まっていらっしゃいました。
私はとくに人や車が多かった「そよかぜ橋」を避け、川合裏川の堤防沿いを遡上し、上流の「せせらぎ橋」へと移ります。
ここは彩都でもとくに標高が高く、山の上と呼んでも差し支えない場所で、さすがに上ってくる方も見当たらず、静かに後半の花火を観賞できました。
水量は少ないとはいえ、川が近いだけにヤブカが不安でしたが、まったく襲われることもなく杞憂に終わります。

彩都西 川合裏川 せせらぎ橋の夜景

彩都せせらぎ橋の夜景 打ち上げ花火、オオサカホイールを遠望 大阪の夜景 2016年8月
彩都西せせらぎ橋の夜景。打ち上げ花火、大観覧車オオサカホイールなどを遠望。大阪の夜景。

広角的な視野では「彩都なないろ公園」からの夜景と同様で、左端には観覧車と緑色の花火、右奥にはハルカスさんが写っています。
この花火大会は守口市市制施行70周年記念事業の一環です。
吹田の観覧車越しに眺める守口の花火は美しく、大阪の夜景や都市景観と合わせた光景は独特のものがありました。

彩都西部地区は茨木市と箕面市に跨り、川合裏川でも「やまぶき大橋」や「そよかぜ橋」は両市を分けますが、私が花火を眺めていた「せせらぎ橋」は市境を外れ、わずかながら箕面側にあたります。
近くの大阪モノレール彩都西駅などは茨木側にあたります。
過去の記事でも申し上げましたが、エキスポシティの大観覧車は彩都の多くの場所から見通すことができ、西部地区であれば「彩都やまぶき三丁目」停留所の南側(彩都やまぶきの交差点)から容易に遠望できます。

守口市花火大会の「ほぼ」フィナーレを動画で

守口市花火大会や夜景と合わせて大観覧車のライトアップ・パターンを撮影した動画を。
2016年7月に開業したばかり、高さ日本一の大観覧車オオサカホイール越しに望む打ち上げ花火。
約3分。音声無し。

横風を強く受けた影響もあり、動画はひどく揺れていますがご容赦ください。
上がる花火が右に流されるのが動画だと分かりやすく、とくに後半は花火の動きとライトアップの変化を見るだけでも楽しいです。

花火大会の「ほぼ」フィナーレ部分を収めていますが、しばらく後に、ごく短時間ながら締めくくりの花火が上がりました。
間が空いたため、そちらは撮影していませんが、盛り上がるクライマックス部分を撮影したとは言えるでしょう。

大観覧車オオサカホイール越しに見る打ち上げ花火

エキスポシティの大観覧車、守口市市制施行70周年花火大会を彩都から遠望
エキスポシティの大観覧車、守口市市制施行70周年花火大会を彩都せせらぎ橋から遠望する。
撮影地点から大観覧車オオサカホイール(大阪府吹田市)まで6.5km。

先に「彩都なないろ公園」から撮影した写真とは異なり、大観覧車越しに花火が見えています。
大観覧車の右手前には「太陽の塔」が、左後方にはエキスポシティの商業施設や市立吹田サッカースタジアムが写っていますが、「太陽の塔」は特別にライトアップされる夜でないと場所が分からないでしょう。

いつ訪れても彩都や、その周辺は良い街だと感じます。
相変わらず彩都あかね(彩都中部地区)や鉢伏山の話を中途半端なまま放置しているのが気掛かりですが、そのうちいずれ。
物流施設が完成したことや、バス路線が開通したこともあり、4月とは少し状況が変化しています。

関連記事 大阪北摂の彩都から花火大会を遠望

すべて同日の記録です。併せてご覧ください。

彩都 せせらぎ橋(OpenStreetMap日本)

クリック(タップ)で「せせらぎ橋」周辺の地図を表示
「せせらぎ橋」(彩都西 川合裏川 せせらぎ橋)
標高約210m~
大阪府箕面市

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!