万博公園の大観覧車オオサカホイール ライトアップ初日遠望

今年1月の彩都トンネル開通時の記事で「大観覧車が完成する頃に彩都を訪れたい」と述べました。
そう述べた手前、エキスポシティの大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)」(以下、大観覧車オオサカホイール)の一般公開初日となる、2016年(平成28年)7月1日の夕暮れ時に、大阪府茨木市と箕面市に跨る彩都(国際文化公園都市)を訪れることに。
7月1日もぼちぼち遠見が利きやすく、日没の直前までは大観覧車の向こうに金剛山や大和葛城山も見えていましたが、日没後、ライトアップが点灯される頃には金剛山地の稜線が霞んで見えにくくなってしまい、観覧車のイルミネーションもシャープさに欠ける曖昧なものとなってしまいました。
翌日、2日の午後は夏場とは思えないほど遠くまで見えていましたので、この空気の澄み方が1日ずれていれば……、などと。

初日のライトアップ点灯を動画で

大観覧車オオサカホイール開業初日のライトアップ点灯を彩都から動画で撮影し、2倍速で再生。
夕景から夜景に移りゆく様とイルミネーションの色変化を合わせて収めています。4分30秒。音声無し。

観覧車やエキスポシティのの左後方に市立吹田サッカースタジアムが、右手前に万博記念公園の「太陽の塔」が写っていますが、暗くて分かりにくいでしょうか。
動画の上部が空いているのは金剛山や大和葛城山を合わせて撮影しようと考えていたからです。

明るい時間帯だと場所が分かりにくいですが、ライトアップされた観覧車は彩都の多くの場所から目立って見えます。
たとえば、今年6月に新設された阪急バス「彩都やまぶき三丁目」停留所の前(「彩都やまぶき」交差点の付近)からピンポイントで見通せることを確認済です。
上の動画じたいは別の場所、彩都でもより標高が高い山の上から撮影しています。

追記 オオサカホイールと花火大会の動画を

開業から約2ヶ月後の8月末に彩都を再訪し、大観覧車のライトアップと、その後方で打ち上げられる花火を合わせて撮影しました。
背景が暗いこともあり、ライトアップの変化パターンが分かりやすいので、興味がある方はどうぞ。

守口市花火大会と大観覧車オオサカホイールのライトアップを彩都から動画で撮影。
打ち上げ花火の「ほぼ」フィナーレ部分を収めています。約3分。音声無し。

エキスポシティの大観覧車、守口市市制施行70周年花火大会を彩都から遠望

彩都西の夜景 守口市花火大会と万博公園の観覧車を遠望 大阪

2016.08.31

当日の話は上の記事に。

大阪平野を展望

彩都せせらぎ橋から大観覧車「オオサカホイール」、大阪の高層ビル群を遠望 2016年7月1日
箕面の彩都せせらぎ橋から吹田の大観覧車オオサカホイール、大阪の高層ビル群を遠望する。

主な山距離標高山頂所在地備考
岩湧山54.3km897.1m大阪府河内長野市
南葛城山
(嵯峨谷ノ峰)
56.2km922m大阪府河内長野市
和歌山県橋本市
和泉山脈最高峰
標高の値は10mDEMによる
三国山
(一乗ヶ岳)
55.5km885m大阪府和泉市
和歌山県伊都郡かつらぎ町
(大阪府河内長野市)
葛城山
(和泉葛城山)
57.5km858m和歌山県紀の川市
大阪府岸和田市
大阪府貝塚市

茨木市と箕面市に跨る彩都のうち、川合裏川に架かる「せせらぎ橋」の東詰から撮影しています。
1つ下流の「そよかぜ橋」や、2つ下流の「やまぶき大橋」は両市の市境にあたりますが、「せせらぎ橋」は全域が箕面市にあたります。
付近の「彩都なないろ公園」の展望広場からも大観覧車は見えますが、「せせらぎ橋」と異なり、万博記念公園の「太陽の塔」が見えません。

「せせらぎ橋」の西詰の下は臨時駐車場(仮設駐車場)となっていますが、この駐車場は18時で閉鎖されます。
私は「やまぶき大橋」から川合裏川の堤防沿いを歩いて「せせらぎ橋」まで上ってきました。
川合裏川の右岸堤防は大規模な整備工事が進められており、現在の歩行者道だけではなく、いずれは車道が通じるようです。

「やまぶき大橋」と「せせらぎ橋」の比高は50m~ほどあり、暑い時期だと意外に疲れる山登りとなります。
「せせらぎ橋」の上は彩都でもとくに標高が高い場所で、それだけに見晴らしが良い好展望地です。

エキスポシティの大観覧車

REDHORSE OSAKA WHEEL

オープン初日の大観覧車「オオサカホイール」と金剛山、太陽の塔を彩都せせらぎ橋から遠望 2016年7月
オープン初日の大観覧車オオサカホイールと金剛山、太陽の塔を彩都せせらぎ橋から遠望する。

主な山、建造物距離標高
(地上高)
山頂所在地備考
葛城山
(大和葛城山)
47.7km958.8m大阪府南河内郡千早赤阪村
奈良県御所市
金剛山
(葛木岳)
51.3km1125m奈良県御所市金剛山地最高峰
REDHORSE OSAKA WHEEL
(オオサカホイール)
6.5km(123m)大阪府吹田市日本一高い観覧車

日没の直前、この時間帯までは金剛山や大和葛城山が見えていました。
この後、遠くの山の稜線が見えにくくなってしまい、ライトアップ点灯と金剛山を合わせて撮影する目論見が外れてしまいます。

ライトアップが開始されるまで手持無沙汰に。
あたりを飛び交う小鳥さんの囀りを聞きながら、今年の春に建設中の観覧車を撮影した日のことを思い出します。

建設光景 彩都から遠景

吹田のエキスポシティで建設中のオオサカホイールを箕面と茨木に跨る彩都から遠望 2016年4月
吹田のエキスポシティで建設中のオオサカホイールを箕面と茨木に跨る彩都から遠望する。2016年4月撮影。

万代彩都物流センター、プロロジスパーク茨木の工事風景を鉢伏山から望む 彩都あかね 2016年4月

茨木市 鉢伏山から彩都物流センター建設工事を望む 彩都あかね

2016.04.24

4月下旬に茨木市の鉢伏山を登山し、「彩都あかね」で建設が進んでいた大型物流施設を山の上から眺望しました。
鉢伏山から万博記念公園の周辺は見えにくいので、鉢伏山から西麓側に下山後、そのまま近くの「せせらぎ橋」にも立ち寄り、建設中の大観覧車も撮影しておきました。

建設工事 万博記念公園から近景

大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL」の建設工事と大阪モノレールを万博記念公園から望む 2016年4月
大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL」の建設工事と大阪モノレールを万博記念公園から望む。2016年4月撮影。

この観覧車は吹田市で昨年開業した大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」内にあります。
大阪モノレールの万博記念公園駅を出ると、すぐ近くに聳える巨大な観覧車が否応なく目に入ります。
高さ112.5mの天保山大観覧車も間近で見ると異様な大きさだと感じますが、大観覧車オオサカホイールの高さは公称123mで、2016年7月現在、これは日本最大の観覧車(高さ日本一の観覧車)となります。

ライトアップ点灯直前

ライトアップ点灯直前の大観覧車「オオサカホイール」を彩都(国際文化公園都市)から遠望 2016年7月1日
ライトアップ点灯直前の大観覧車オオサカホイールを彩都(国際文化公園都市)から遠望する。

大観覧車の開業おめでとうございます。
この立地であれば、大阪の街並みや夜景を綺麗に見渡せるでしょう。
全面シースルーのゴンドラということもあり、極度の観覧車恐怖症の私が自身で乗る機会はなさそうですが(笑

中之島フェスティバルタワー・ウエストと和泉山脈

完成が近い中之島フェスティバルタワー・ウエストや和泉山脈を彩都せせらぎ橋から遠望 2016年7月
完成が近そうな中之島フェスティバルタワー・ウエストや和泉山脈を彩都せせらぎ橋から遠望する。

主な建築物距離(地上高)所在地備考
あべのハルカス24.0km(300m)大阪府大阪市阿倍野区日本一高いビル
梅田スカイビル17.6km(173m)大阪府大阪市北区

建設中の中之島フェスティバルタワー・ウエストの上部にはクレーンが写っています。
そのフェスティバルタワー・ウエストの左に見える、高さや外観が同等の高層ビルが中之島フェスティバルタワーです。
ウエストが完成したら、区別のため、イーストや東館、あるいは本館と呼ぶのでしょうか。

プロロジスパーク茨木と鷲峰山

彩都あかねのプロロジスパーク茨木と鷲峰山を箕面の彩都せせらぎ橋の上から遠望 2016年7月1日
「彩都あかね」のプロロジスパーク茨木と鷲峰山を箕面の彩都せせらぎ橋の上から望む。

主な山距離標高山頂所在地備考
釈迦岳
(鷲峰山三角点峰)
36.9km681.0m京都府綴喜郡宇治田原町
京都府相楽郡和束町
点名「鷲峰山」
空鉢峰
(鷲峰山)
36.4km682m京都府相楽郡和束町
北山33.4km487m京都府木津川市最高点は約490m

「プロロジスパーク茨木」も最後まで残っていた大型クレーンが姿を消しましたね。
「彩都あかね」と鉢伏山の話も中途半端なまま放置しているので、いずれどうにかしたいものです。

彩都 せせらぎ橋(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「せせらぎ橋」周辺の地図を表示
「せせらぎ橋」(彩都西 川合裏川 せせらぎ橋)
標高約210m~
大阪府箕面市

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!