西陣 雨宝院の観音桜、歓喜桜 開花確認 京都の桜 2016年

今日、2016年4月4日の夕方、雨上がり。
西陣の雨宝院さんを訪れてみると……、

西陣聖天宮 雨宝院 観音桜 開花確認 2016年4月4日
「西陣聖天宮」雨宝院さんの観音桜。開花を確認。

雨宝院さんが誇る観音桜が開花していました。
昨日のお昼の時点で蕾が大きく膨らんでいたため、今日、開花するものと見ていましたが、今春も無事に花開いて何よりです。
昨年と一昨年は京都で桜(ソメイヨシノ)が満開となった翌日に開花しましたが、それまでは2~3日後に開花することが多く、今年も「さくらの満開日」(4月2日)の2日後に開花しました。

これで、近年の雨宝院さんの「観音桜」の開花確認日は、

2010年 4月5日
2011年 4月11日
2012年 4月12日
2013年 4月1日
2014年 4月3日
2015年 4月2日
2016年 4月4日

となりました。
あくまでも個人的な調査によるものですが、たくみに同じ日付を避けていますね。
本堂や受付の前の歓喜桜ではなく、観音堂の前に立つ、とくに立派な観音桜の開花確認日です。

若い個体に限れば……、

京都の桜 西陣・雨宝院 歓喜桜 京都市上京区 2016年4月4日
京都西陣・雨宝院さんの歓喜桜。開花進む。2016年4月4日。

やや展開が早い枝先ですが、すでにここまで開花しています。
対して、境内のヤエベニシダレ(八重紅枝垂)はお花の付きが少なく、今年は遠目にも寂しく。
年々、花勢が衰えている印象を受けます。

毎年のように申し上げていますが、雨宝院さんが観音桜や歓喜桜と称していらっしゃる桜は、仁和寺さんのアリアケ(御室有明)と同種の桜か、きわめて近い種類の桜だと考えられます。
基本的には半八重咲きの桜ですが、同じ個体に一重(単弁)のお花も混在し、盛りの時期には境内いっぱいに白色や淡紅色のお花が広がります。
深く根付いた逞しさを感じる樹に対し、お花は半八重特有の脆さ、儚さを持ち合せており、私の心を惹きつけて止みません。

余談ながら、例年、雨宝院さんの観音桜が開花した翌日に仁和寺さんの御室有明も開花する傾向にあり、今年も5日が開花日となりそうです。

2016年4月4日

追記。
4月8日のお昼頃の時点で観音桜や歓喜桜は七分咲き前後。
この週末には八分咲き以上で満開となるでしょう。
前日(7日)の大雨の影響は無いに等しいです。

船岡山 建勲神社から桜越しに大文字山を遠望 2016年4月

建勲神社と船岡山公園の桜 大文字山と比叡山を望む 京都

2016.04.08

8日の桜の話は上の記事で。

4月10~12日には全体的に満開となり、見頃が続いています。

京都の桜 雨宝院 歓喜桜(と松月桜) 青空に満開の桜 2016年4月12日

京都 西陣聖天宮 雨宝院の観音桜と歓喜桜も満開 2016年

2016.04.12

10~12日の桜の話は上の記事で。

雨宝院(OpenStreetMap日本)

→ 別窓で大きな地図を表示
「雨宝院(西陣聖天宮)」
京都府京都市上京区聖天町 付近

最寄りのバス停留所は「今出川浄福寺」から北に0.3km。徒歩4分~。
あるいは「千本上立売」から東に0.4km。徒歩5分~。

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!