前回の記事(夜桜見物の記事)でも申し上げましたが、昨日(2015年3月31日)の夕暮れの時点で、本隆寺さんのソメイヨシノ(染井吉野)は七分咲き以上まで進んでおり、これは満開宣言も近いだろうと見ていました。
京都では深夜から雨が降り始めましたが、夜が明けて今日(4月1日)の朝には西陣界隈のソメイヨシノも八分咲き以上で満開に。
気象庁さんによるソメイヨシノの「満開」の定義は、標本木が八分咲き以上です。
西日差す本隆寺さんのソメイヨシノ(染井吉野)。
昨日(3月31日)の夕暮れ時に撮影した写真ですが、七分咲き以上で遠目には見頃でした。
本堂の南東の立派な個体です。
本隆寺さんの祖師堂と満開のソメイヨシノ。
夜が明けて、今日(4月1日)、桜雨の中、八分咲き以上で満開に。
右に見えるマツの木は「夜泣止の松」です。
今日の雨がソメイヨシノを散らすことはないものの、すでに盛りを過ぎている京都御苑の糸桜など、開花が早かった一重咲きの枝垂桜には影響を与えるでしょう。
本法寺さんの多宝塔と満開のソメイヨシノ。
同じく、本法寺さんのソメイヨシノも八分咲き以上で満開です。
これは、今日、京都地方気象台さんより、ソメイヨシノ(さくら)が満開と発表されるだろうと見ていましたが……、
京都でソメイヨシノ満開 気象台が発表、平年より4日早く : 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150401000077(リンク切れ)
順当に発表されました。
京都における昨年(2014年)の開花宣言は3月27日、満開宣言は4月2日。
今年(2015年)の開花宣言は昨年と同日の3月27日でしたが、満開宣言は昨年より1日早く、4月1日となりました。
開花日以降は暖かい日が続くため、一気に花開くだろうという予想は的中したようです。
天気予報を見るかぎり、明後日以降の京都はお天気が今ひとつ。
京都市内の平地部におけるソメイヨシノのお花見は明日(4月2日)が適していると考えられますが、平日なのが惜しいですね。
もっとも、私は平日よりも週末のほうが時間的な余裕がありませんが……。
こちらでは「観音桜」や「歓喜桜」と称していらっしゃいますが、仁和寺さんのアリアケ(御室有明)と同種、あるいはきわめて近い品種の半八重咲きサクラです。
今日(4月1日)の正午の時点で、その「観音桜」や「歓喜桜」も開花を目前に控えています。
八重紅枝垂は一分~二分咲き程度で進みが鈍く。
私の記録によると、近年の雨宝院さんの「観音桜」の開花確認日は、
2010年 4月5日
2011年 4月11日
2012年 4月12日
2013年 4月1日
2014年 4月3日
となっています。
あくまでも個人的な調査によるものです。
例年、ソメイヨシノの満開宣言の日から2~3日遅れて開花する傾向がありますが、昨年はソメイヨシノの満開宣言の日(4月2日)の翌日にあたる4月3日に開花しました。
今年も花開く日が近そうです。
以上、2015年3月31日、4月1日の話。
本法寺(OpenStreetMap日本)
「本法寺」京都府京都市上京区本法寺前町 付近
「本隆寺」
京都府京都市上京区紋屋町 付近
「雨宝院(西陣聖天宮)」
京都府京都市上京区聖天町 付近
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