2016年3月17日に開花を確認した京都御苑のイトザクラ(糸桜)。
あれから3日が過ぎ、糸桜は順調に展開していますが、平地の桜の代表格であるソメイヨシノ(染井吉野)はどうでしょうか。
ソメイヨシノ(染井吉野)も蕾ふくらむ。京都におけるサクラの私的な標本木。
今日、2016年3月20日撮影。
京都市上京区のとあるお寺さんの境内、日当たりの良い場所で育つソメイヨシノ(染井吉野)。
この樹を私は「京都における『さくら』の私的な標本木」として、長年、観測を続けています。
京都地方気象台さんの標本木が二条城の個体に代わってからは、毎年、同じ日に花開くため、サクラの開花日の目安として重宝しています。
例年、上の写真の状態から1~3日で花開くため、開花宣言の日もそう遠くないものと見ています。
ただし、この状態からいつ咲くかは、直前の気温の推移によるところが大きいです。
今日の京都市の最高気温は14.3℃でしたが、曇りがちな空模様で、さらに風が吹いていた影響もあり、個人的には日中でも肌寒さを感じました。
明日も同等の気温が予想されており、開花を促す暖かさとは言えそうもないのが気掛かりです。
昨年の開花直前報告は3月25日でした。
その2日後の3月27日に開花しました。
今年も開花する日が待ち遠しいですね。
追記。
3月21日の13時50分頃に確認しましたが、高い枝の先で1輪のみ半開していました。
「1本の樹で5~6輪の花が全開」しないと開花日とは見なせません。
その後、山を登りに行ったので、夕方以降の状況は分かりません。
さらに追記。
3月22日の7時頃に確認しましたが、目立った動きがありません。
強い寒気の影響もあり、21日の夕方から夜にかけて冷え込んだので無理からぬ話です。
3月23日の午前中に私的標本木の開花を確認しました。
今年も京都地方気象台さんの標本木と同日の開花となるか注目しています。
同日午後、めでたく、京都でも「さくらの開花」が発表されました!
詳しくは上の記事で!
下はおまけ。
また別の日に撮影した写真です。
山ではこれからですが、平地ではヤマザクラの開花も進んでいます。
今春は開花が早かったこともあり、同志社女子大学さんのカンヒザクラ(寒緋桜)は盛りを過ぎて色あせていました。
2016年3月20日
京都府京都市
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