八幡 鳩ヶ峰ハイキング 男山展望台から蓬莱山、京都タワー遠望

2016年(平成28年)6月の話。
完成が間近に迫る万博記念公園の大観覧車「REDHORSE OSAKA WHEEL(レッドホース オオサカ ホイール)」を京都側から撮影しようと考え、京都府八幡市の「あらかし公園」を訪れました。
津田山(奥島山)を登山するため、今月は同じ「八幡」を冠する滋賀県近江八幡市も訪れており、最近は八幡づいているといえるでしょう。
もっとも、訪れたのは京都府八幡市のほうが先の話です。

あらかし公園から大阪の高層ビル群、梅田スカイビルを遠望 京都府八幡市 2016年6月

あらかし公園から大阪のハルカスと大観覧車を遠望 八幡市

2016.06.24

八幡市橋本の「あらかし公園」から大観覧車を撮影した話は上の記事に。

前回の記事でも軽く触れましたが、この日は「あらかし公園」から鳩ヶ峰(男山)を登りました。
とくに山行記録として残すまでもない出来事だと考えていましたが、改めて山上の展望台で撮影した写真を確認してみると、初夏の空にもかかわらず、意外にも遠くの山影が写っていたこともあり、軽くですが鳩ヶ峰をハイキングした話も述べておきます。

「あらかし公園」の展望台の後方(裏)から公園を出て、「男山レクリエーションセンター」方面の車道を上ります。
公園から距離にして0.7km、徒歩8分程度で「男山レクリエーションセンター」の駐車場に到着。
ここが西の橋本や南の男山から鳩ヶ峰を登る場合の上山口となります。
鳩ヶ峰は北東の京阪八幡市駅側から神応寺さんを経て取り付くこともでき、ハイキングコースとしてはそちらが一般的です。

京都府八幡市 鳩ヶ峰ハイキング

男山散策マップ 男山レクリエーションセンター 京都府八幡市 2016年6月
男山散策マップ。男山レクリエーションセンター。

私はマップ左端に見える京阪橋本駅から「あらかし近隣公園」を訪れ、公園の展望台から大観覧車や大阪の高層ビル群を撮影し、車道を「男山レクリエーションセンター」まで上ってきました。
これから「男山散策路こもれびルート」を利用して鳩ヶ峰を登頂し、その後、石清水八幡宮さんを参拝する予定です。

鳩ヶ峰はレクリエーションセンターから「男山散策路こもれびルート」を道なりに登っていけば、ものの数分で登頂できます。
登山口と山頂の比高はせいぜい30m~程度で、前半はコンクリートの階段道、後半は木漏れ日の名に違わぬ美しい雑木の道。
どうやら、このコース(こもれびルート)は神応寺さんが維持なさってるらしい。

鳩ヶ峰の山名について

鳩ヶ峰(男山)の山頂 三角点142.4m(点名「八幡」) 京都府八幡市最高峰
鳩ヶ峰(男山)の山頂。二等三角点142.4m(点名「八幡」)。八幡市最高峰。
「鳩ヶ峰國分寺跡」碑。山頂付近は「こもれびルート」から少し外れます。

鳩ヶ峰は遠目にはなだらかな丘陵で、いくつかのピークが連なって見えます。
現状、丘陵全体としては「男山(おとこやま)」、丘陵の最高峰を「鳩ヶ峰(はとがみね)」と呼ぶ方が多いようですが、鳩ヶ峰を指して「男山」と呼ぶ方もいらっしゃるので、このあたりはまちまちです。
鳩ヶ峰の三角点の点名「八幡」は「やわた」ではなく、八幡宮さんと同様に「はちまん」と読みます。
もちろん、市としては「八幡市」と書いて「やわたし」が正しい読みですが、山としては八幡宮さんが鎮座する「八幡山(はちまんやま)」と呼ばれてきた歴史もあり、山上に設置される三角点としては「はちまん」の読みがふさわしいでしょうか。
「八幡山」の呼称は他の地域でも見られるもので、たとえば、滋賀県近江八幡市の鶴翼山も一般的には八幡山と呼ばれています。

寛文5年(1665年)の『扶桑京華志』では、八幡神社がある山の名前を「八幡山」、一名を「男山」、初名を「鴿ノ峯」としています。
「鴿(はと)」は鳥のハトさんを指しており、現代日本では「鳩」の漢字を用いますが、古くは「鴿」の漢字も用いていました。
八幡神と源氏、鳩の関わりは古くから見られますが、鳩は八幡神の使鳥ゆえに「鴿ノ峰」という、といった由来が『扶桑京華志』でも説明されています。
現行の地理院地図では「鳩ヶ峰」の山名のみ表示されますが、地形図に「鳩ヶ峰」が現れたのは1970年(昭和45年)修正の二万五千分一地形図からで、それまでは(地形図の上では)無名峰扱いでした。
鳩ヶ峰の西中腹が切り開かれ、希望ヶ丘団地(橋本希望ヶ丘)の造成が進み、地形図に明確に描かれるようになった時期と重なります。

三角点「八幡」の「点の記」に目を通してみると、1993年(平成5年)観測時の「点の記」までは、「その他」の欄に「埋蔵文化財包蔵地(鳩ヶ峰1号、2号経塚)」と特記されていますが、2002年(平成14年)観測の「点の記」からは、それが失われています。
そもそも、「点の記」から「その他」の欄じたいが無くなったようですが……。
八幡市によると、鳩ヶ峰の山頂にある経塚は平安時代後期の遺跡で、2号経塚からは永久4年(1116年)銘の銅鋳製鍍金経筒が出土したようです。
これは非常に長くなるのでほどほどにしておきますが、「鳩ヶ峰」と呼ばれた山は2座ある、との指摘もあります。
八幡宮が所在する男山(八幡山)と、この経塚が所在する科手山(宝塔の峰)、どちらも鳩ヶ峰と呼ばれていたが、それぞれ別の山であると云々。

鳩ヶ峰の山頂からは「こもれびルート」を道なりに進めば、トンネルを抜けるケーブルカーを眼下に眺め、やがて神応寺さんを経て京阪八幡市駅まで下山できます。
しかしながら、それでは神社や男山展望台に立ち寄れないため、この日はピークハント後、レクリエーションセンターまでピストンで引き返すことにしました。
レクリエーションセンターから東に「エジソン記念碑」へ。

エジソン記念碑

男山のエジソン記念碑と電気自動車充電コンセント 2016年6月
「エジソン記念碑」と電気自動車充電コンセント。

エジソンさんと八幡産の竹の関わりは、京都市内の小学校に通っていた私も京都府の郷土教育の一環として習いました。
量産可能な白熱電球のフィラメント材として、当地で伐採、輸出されたマダケ(真竹)が用いられた話は、どうも他所では必修ではないらしく、他県の小学校に通った友人は知らない、記憶にないと言ってました。

「エジソン記念碑」から東に石清水八幡宮さんの本殿へ。

国宝・石清水八幡宮

国宝指定された石清水八幡宮 京都府八幡市 2016年6月
国宝指定された石清水八幡宮さん。京都府八幡市。描かれる「鳩」。

国宝の指定が決定した昨年の秋にも少し話題としましたが、石清水八幡宮さんの八幡造(はちまんづくり)の本殿などが国宝に指定されました。
普段、大文字山から鳩ヶ峰を眺めていることもあり、男山の優美な山姿や、その山上に鎮座する神社さんには特別な思い入れがあります。
遠目に優美な山姿といえば、1918年(大正7年)の『近畿名所一日の遊覧』に「山容香爐に似たるが爲め香爐山とも云ひ」と見え、その山容から男山は「香炉山」とも呼ばれていたようです。
中国の廬山にある香炉峰は、日本でも好まれていた白居易(白楽天)の詩や、その詩の一節を踏まえた『枕草子』における中宮定子と清少納言のやり取りなどで古くから知られていました。
男山は神仏習合の山で、滝本坊の僧、松花堂昭乗などはよく知られますが、現在では神社さんの印象が強い影響もあるのか、男山を香炉山と呼ぶ方はあまりいらっしゃらないように思います。

上の写真に写る看板にも「鳩」が描かれていますね。
発行年不明ながら、『寺社境内名物集』なる各地の寺社の名物を紹介した絵本によると、昔は「男山鳩」なる土産物まであったそうです。
絵で見るかぎり、焼き物のようですので、現在の石清水八幡宮さんの授与品の中では、比較的、「神鳩土鈴」が近そうに思います。
石清水八幡宮さんに限らず、「鳩の土鈴」は多くの八幡神社さんで見られるものです。
同誌では他にも「紙製 男山八幡宮之鯉」なる「八幡の紙鯉」も紹介しており、掲載される絵では竹笹に吊るした「鯉幟(こいのぼり)」にも見えますが、石清水八幡宮さんでは信仰的な意味を持たせていらっしゃるようで、「床ずれなど病気平癒の御守」の「紙鯉守」として授与なさっています。

続いて、男山ケーブル男山山上駅の上の展望台へ。
一般的には「男山展望台」と呼ばれているようで、先ほどのレクリエーションセンターのマップにもそう示されていました。
鳩ヶ峰の西中腹に所在する「あらかし公園」の展望台は、主に大阪平野方面、西~南向きの見晴らしが良いですが、男山の北肩に所在する男山展望台は、主に京都盆地方面、北~東向きの見晴らしが良く、ちょうど、対になる展望を楽しめます。
男山ウォーキング、鳩ヶ峰ハイキングで石清水八幡宮さんを訪れる方は、どうせなら両展望台の眺望を見比べていただきたいものです。

八幡市 男山展望台の景観・眺望

愛宕山、京都西部

男山展望台から愛宕山、京都西部を望む 北北西~北向きの眺望 2016年6月
男山展望台から愛宕山、京都西部を望む。北北西~北向きの眺望。

主な山距離標高山頂所在地
愛宕山20.7km924m京都府京都市右京区
朝日峯23.2km688.1m京都府京都市右京区
桟敷ヶ岳30.9km895.7m京都府京都市北区

眼前眼下には三川合流が近付く河川や大山崎ジャンクション方面が見えています。
雨が降りやすい時期の澄んだ晴れ間、この季節としては遠くまで見えやすいように感じました。

背割堤の桜を一望 京都・八幡、三川合流域に29m展望塔 : 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20150922000074 (リンク切れ)

合流域には新たに「三川合流域サービスセンター(仮)」と地上高29mの展望塔が整備される見込みです。
観光主体の施設ですので、本格的な展望台を期待するのは野暮な話ですが、訪れるのが容易な平地の遠見櫓として期待しています。

補足しておきますと、「三川合流域サービスセンター(仮)」の展望台は地上25mの高さで、場所は八幡市駅の北0.6km、木津川御幸橋を渡った地点。
上の写真では右端付近にあたりますが、この時点では姿が見えません。
当該地点の標高(海抜)は12m前後ですので、展望台は標高38m~程度の視点となるでしょう。
男山展望台と同様、計算上では京都タワーも見えますが、実際に見えるかどうかは竣工するまで分かりません。
オープンは2017年春の予定。

追記。
「三川合流域サービスセンター(仮)」の愛称が「さくらであい館」に決定されました。
2017年(平成29年)3月25日と26日の両日、オープニングイベントが開催される予定です。

建設中の「さくらであい館」展望塔や御幸橋周辺を男山から遠望 京都府八幡市 2017年1月

男山から夕日と「さくらであい館 展望塔」を 青い京都タワー

2017.01.10

建設中の「さくらであい館」や展望塔を男山展望台から撮影した話は上の記事に。
追記終わり。

視点を右へ。

大文字山、醍醐山地

男山展望台から比良山地、京都東山、醍醐山地を望む 北北東~北東向き 2016年6月
男山展望台から比良山地、京都東山、醍醐山地を望む。北北東~北東向きの眺望。

主な山距離標高山頂所在地備考
大文字山18.4km465.3m京都府京都市左京区
如意ヶ岳18.9km472m京都府京都市左京区
音羽山17.5km593.1m京都府京都市山科区
(滋賀県大津市)
西千頭岳
(千頭岳三角点峰)
16.9km601.8m京都府京都市伏見区醍醐山地最高峰
千頭岳
(東千頭岳)
17.2km600m京都府京都市伏見区
滋賀県大津市

京滋バイパスの向こうには京都の街並みが見えています。
蓬莱山の手前には京都タワーも写っていますが、さすがに広角的な視野では場所が分かりませんね。

比良山地、比叡山、京都タワー

男山展望台から京都タワー、比叡山、蓬莱山、武奈ヶ岳を遠望 2016年6月
男山展望台から京都タワー、比叡山、蓬莱山、武奈ヶ岳を遠望する。京都府八幡市。

主な山、建築物距離標高
(地上高)
山頂所在地備考
武奈ヶ岳46.2km1214.2m滋賀県大津市比良山地最高峰
蓬莱山40.2km1173.9m滋賀県大津市
水井山
(阿弥陀ヶ峯)
26.9km793.9m京都府京都市左京区
滋賀県大津市
四明岳23.5km838m京都府京都市左京区都富士
大比叡23.9km848.1m滋賀県大津市
京都府京都市左京区
都富士
京都タワー13.0km(131m)京都府京都市下京区

男山展望台から京都タワーまでの直線距離は13kmで、あらかし公園から大観覧車「オオサカホイール」までの直線距離は16km。
男山展望台から比叡山までの直線距離は24kmで、あらかし公園から生駒山までの直線距離は22km。
淀川の三川合流点を挟んで南北に対峙する八幡の鳩ヶ峰と大山崎の天王山は、ちょうど京都と大阪の中間に位置する要所であり、非常に大雑把な捉え方ながら、鳩ヶ峰より南西は大阪平野、北東は京都盆地とも見なせるでしょう。

比叡山の手前に大文字山の「大」の火床が見えていますが、この向きからでは「大」の字跡が「大」の字には見えず、斜め棒のように見えます。
これは「五山送り火」(京都五山の送り火)の夜に展望台から眺めれば確認できます。

石清水八幡宮の「夏の夜間特別拝観」 京都府八幡市 2013年8月

男山展望台 京都五山送り火や大文字山を遠望 石清水八幡宮

2013.08.22

五山送り火の夜の話は上の記事に。
この年の夏は石清水八幡宮さんで「夜間特別拝観」が実施されていました。

とくに示していませんが、武奈ヶ岳の手前の山は瓢箪崩山です。
上の写真には平安神宮さんの大鳥居の上部や、京セラさんの本社ビルなども写っています。
興味がある方は探してみてください(大鳥居は中央付近の小さな赤色、京セラさんは右端で見切れている建築物)。

伏見桃山城の向こうに伊吹の影が……

男山展望台から逢坂山と伏見桃山城を遠望 遠くに伊吹山の山影が…… 2016年6月
男山展望台から逢坂山と伏見桃山城を遠望する。遠くに伊吹山の山影が……。

主な山距離標高山頂所在地備考
伊吹山87.7km1377.3m滋賀県米原市滋賀県最高峰
逢坂山18.9km324.7m滋賀県大津市
大岩山11.6km182m京都府京都市山科区
(京都府京都市伏見区)

伏見桃山城と逢坂山を目当てとした構図ですが、よく見ると、逢坂山の右遠方に、遥か彼方にそびえる伊吹山の影が写っています。
以前も男山展望台から伊吹山まで見通せることを話の種にしようとして、そのまますっかり忘れていました。
初夏の空ということもあり、ぼんやりした曖昧な見え方に過ぎませんが、一度、こうやって記録に残しておかないと、また忘れてしまうでしょうから、参考程度に。

この記事を見て興味が湧き、かつ、現地のアクセスが容易な方は、冬場、伊吹山が積雪して白く見えそうな日にでも訪れてみてください。
うまくいけば、「伏見桃山城と伊吹山」という驚異的ともいえる構図の写真を撮影できます。
伊吹山じたいは六甲山からでも遠望できますが、男山展望台のような標高110m未満の低所からピンポイントで見通せる点に価値を見出せます。
なお、南向きが開けていないため、現状、伊吹山は男山展望台から見える最遠望の地です。

視点を千頭岳の右へ。

宇治、鷲峰山

男山展望台から宇治、城陽、鷲峰山方面を一望 眼下に木津川 東向きの眺望 2016年6月
男山展望台から宇治、城陽、鷲峰山方面を一望する。眼下には木津川の流れ。東向きの眺望。
分かりにくいですが、中央やや左に巨大な紅白の鉄塔、京都府最大の塔であるKBS京都ラジオ電波塔(京都放送久御山送信所)(くみやま夢タワー137)も写っていますね。

主な山距離標高山頂所在地備考
喜撰山13.6km415.9m京都府宇治市
仏徳山
(大吉山)
10.5km131.6m京都府宇治市
高尾山12.6km369m京都府宇治市槇尾山展望台
大峰山14.3km506.3m京都府綴喜郡宇治田原町最高点は約510m
荒木山14.3km472m京都府綴喜郡宇治田原町
空鉢峰
(鷲峰山)
19.9km682m京都府相楽郡和束町

先日の記事で取り上げた仏徳山(大吉山)や宇治方面が見えています。
この後、大吉山展望台からも大観覧車や鳩ヶ峰を撮影することになりますので、何か繋がりのようなものを感じます。

大吉山展望台(仏徳山)から京都西山、北摂方面を望む オオサカホイールを遠望 2016年6月

宇治 大吉山ハイク 万博記念公園の大観覧車と太陽の塔を遠望

2016.06.30

大吉山展望台から鳩ヶ峰を撮影した写真は上の記事に。
男山の上に鎮座する石清水八幡宮では応神天皇と仁徳天皇がお祀りされており、仏徳山や朝日山の山麓に鎮座する宇治神社・宇治上神社では応神天皇の皇子(仁徳天皇の弟)である菟道稚郎子がお祀りされています。
歴史的に見ても、宇治川(琵琶湖から流出する瀬田川)が流れる宇治と、宇治川を含む三川合流域が近い八幡は関わりの深い地です。

広角で撮影した写真では分かりにくいですが、荒木山の手前に「太陽が丘」(府立山城総合運動公園)の周辺や清掃工場の煙突が写っていますね。
太陽が丘の施設の屋根や清掃工場の煙突は京都市北区の船岡山から桃山丘陵越しに見えます。
以前、コメント欄でお話をいただいてから、この件も中途半端なまま放置していますが、そのうち。

展望台下の紫陽花

男山展望台下のアジサイ(紫陽花) ケーブル山上駅へ 2016年6月
男山展望台下のアジサイ(紫陽花)。ケーブル山上駅へ。

もともと、この日は「あらかし公園」から大観覧車を撮影するために八幡市を訪れましたが、広がる青空を見て気が変わり、そのまま石清水八幡宮さんまで足を延ばしました。
男山展望台からの美しい景観も楽しめ、京都タワーや比良の高峰まで綺麗に見通すことができ、結果的に良かったと言えるでしょう。

追記

こもれびルート廃止 2023年

「こもれびルート」は安全性の確保が困難となったことから
令和5年3月31日をもって廃止いたします
従来から当該ルートは私有地にあり、廃止に伴って関係者以外はルートの通行ができなくなりますのでご了承ください
八幡市

とのことで、2023年(令和5年)3月31日をもって「男山散策路こもれびルート」は廃止され、4月1日からは鳩ヶ峰の登頂が困難となります。

もっとも、神応寺さん側の上山口には、

~お知らせ~
こもれびルートは、八幡市の都合により令和五年三月三十一日をもって廃止となりました。
※参拝・散策される方は、自己責任で通行して下さい。
神應寺

と掲示されていますので、その後も通行は黙認されているようです。
しかしながら、今後はコースが積極的に整備される予定もなさそうで、いずれ、道が荒れる可能性もあるでしょう。

関連記事 2016年6月 八幡市の展望台めぐり

すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。

鳩ヶ峰(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「鳩ヶ峰」周辺の地図を表示
「鳩ヶ峰(ハトガミネ)(はとがみね)」
標高142.4m(二等三角点「八幡」)
京都府八幡市

「石清水八幡宮(イワシミズハチマングウ)(いわしみずはちまんぐう)」
京都府八幡市八幡高坊 付近

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!