昨晩、私が帰宅する途上、0時を過ぎ、1時前だったでしょうか、ぽつぽつと小雨が降り始めました。
明け方には雪に転じたようで、早朝には大文字山の「大」の字跡が白く浮かび上がります。
3月下旬~末頃に大文字山の火床が積雪するのは珍しいでしょうか。
今週の京都市は気温が低い日々が続いているため、やや停滞気味ではあるものの、各所の枝垂桜の類も少しずつ開花が進んでいます。
京都御苑、近衛邸跡のイトザクラは3月19日に開花を確認、22日には三~四分咲き前後、今日(25日)の時点で六~七分咲き前後。
遠目には見頃を迎え、満開が近い近衛邸跡のイトザクラ(糸桜)。
今日(3月25日)、14時30分頃、雨上がりの京都御苑で撮影。
エドヒガン系の一重咲き枝垂桜である京都御苑の糸桜。
近衛邸跡の周辺に咲く糸桜のうち、池の前で目立つ個体はそろそろ見頃です。
今週末には盛りの時期を迎え、出水の糸桜や、京都護衛署の糸桜も併せ、多くの方々でにぎわうことでしょう。
大手の気象サイトさんによる直前の予想では、京都におけるソメイヨシノ(さくら)の開花日は今日(3月25日)としていらっしゃいましたが、私個人としては今日は開花しないだろうと見ていました。
午前中の京都市は小雨が降ったり止んだりで、なかなか安定しません。
私がソメイヨシノの開花状況を確認するため、いつものお寺さんに向かったら、13時半頃には激しくアラレが降り注ぎ、差した傘が吹き飛ばされそうな突風に見舞われます。
アラレはすぐに雨かみぞれに転じ、14時頃にはその雨も止み、雲間には青い空が覗きました。
京都におけるソメイヨシノ(さくら)の開花記録。開花間近。
今日(3月25日)、14時頃に撮影。
京都市上京区のとあるお寺さんの境内に、私がソメイヨシノの開花の基準としている標本木(以下、私的な標本木)があります。
上の写真に写る私的な標本木は、2012年以降、京都地方気象台さんの新たな標本木と同じ日に開花しており、京都地方気象台さんの標本木が他の個体となる、あるいは環境に大きな変化がないかぎり、ソメイヨシノの性質上、今年も同じ日に開花するものと見ています。
2013年ならびに2014年の記録は上の記事で。
気象庁さんによる「さくらの開花日」の定義は、「標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日」です。
私的な標本木が開花しなかったということは、おそらく、京都地方気象台さんの標本木も開花しておらず、よって、今日の開花宣言は無いというのが私の見解です。
次に気温が大きく上がれば一気に花開き、お花見の季節となるでしょう。
以上、2015年3月25日の話。
追記。今年も無事に開花しました。
2015年の記録は上の記事で。
「京都御苑」
京都府京都市上京区
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