熊野若王子神社 桜花苑から陽光と夕日を 京都東山 京都の桜

この日は夕方から熊野若王子神社さんの「桜花苑」へ。
京都東山・大文字山を歩くハイカーさんらにとってはおなじみ、桜の広場です。

京都の桜 熊野若王子神社 桜花苑 満開のヨウコウ(陽光) 2014年4月1日
熊野若王子神社さんの「桜花苑」。満開のヨウコウ(陽光)。

熊野若王子神社さんから見ると裏山(若王子山、南禅寺山)の山上、大文字山から見ると山腹……、若王子の山麓にあたる高台には、多くのサクラ、品種としては「ヨウコウ(陽光)」が植えられており、ひそやかに花見を楽しみたい人はもちろん、小鳥さんが訪れる楽園となっています。

熊野若王子神社 桜花苑 ヨウコウ(陽光)とメジロ 2014年4月1日
艶やかな紅色のヨウコウ(陽光桜)とメジロさん。

昨年は観光シーズンの大渋滞に巻き込まれ、市内の東西の移動すらままならず、けっきょく、見頃の時期には哲学の道界隈に近付くことすらできず、残念な思いをしましたが、今年は満開のヨウコウを楽しむことができました。

カンヒザクラ系(ヒカンザクラ系)のサクラであるヨウコウは、その鮮やかな色合い、大輪の花、育てやすさなどから、近年は多くの場所に植えられており、京都市内の街中でも見掛けるようになりましたが、今から10年ほど前、私が初めてこちらで見たときは、京都では珍しいサクラでした。
当初は品種が分からず、若い桜が植樹されていると思う程度でしたが、その後、2006年(平成18年)だったかに桜のカタログでヨウコウのことを知り、桜花苑の桜とよく似ていると気付き、思い切って神社の方にお伺いしてみることに。
すると、やはりヨウコウとのことで、そのことをSNSなどで紹介いたしました。
思えば長く生長を見守っていることになります。

熊野若王子神社の桜花苑 陽光桜越しに夕日と愛宕山を望む 2014年4月
熊野若王子神社さんの「桜花苑」の展望。陽光桜越しに沈む夕日と愛宕山を望む。
撮影地点から愛宕山(京都市右京区)まで15.6km。

「陽光」の名にふさわしく、西日や夕日に映えるサクラ、また、来年以降もお花見を楽しむことができれば嬉しいです。

京都の桜 熊野若王子神社 京都東山 哲学の道 2014年4月1日
哲学の道の南端近く、熊野若王子神社さん。
熊野神社さん、新熊野神社さんと並び、「京都三熊野」の一社です。

シデコブシ(幣辛夷)の花 熊野若王子神社 2014年4月1日
シデコブシ(幣辛夷)のお花も咲いていました。
日が差して綺麗です。

以上、2014年(平成26年)4月1日の話。

京都の桜 熊野若王子神社 陽光桜が咲く桜花苑から京都西山を望む 2015年4月

熊野若王子神社の桜花苑 陽光桜(ヨウコウ) 京都の桜

2015.04.06

翌年の桜花苑の様子は上の記事に。

熊野若王子神社 桜花苑(地理院 標準地図)

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「熊野若王子神社 桜花苑」
京都府京都市左京区若王子町 付近

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!