大津の逢坂山からあべのハルカスの開業カウントダウンを遠望

息抜きがてら、今日、2014年(平成26年)2月23日は夕暮れ時に逢坂山ハイキング。
追分駅を起点とし、摂取院さんの奥から山に入り、展望地を目指して駆け登ります。

出遅れたため、日没にはぎりぎり間に合わなかったものの、午後から夕方にかけて空気が澄んだためでしょうか、日没後のブルーアワーは美しく、山科盆地を囲む山々や、その向こう、京都西山の稜線も色濃く鮮やかに望むことができました。
朝から午前中にかけては霞んだ印象を受ける空でしたが、なかなか分からないものです。

逢坂山から日没後の山科盆地を望む 滋賀県大津市 2014年2月
逢坂山(滋賀県大津市)から日没後の山科盆地を望む。

主な山距離標高山頂所在地備考
霊仙ヶ岳29.4km536.3m京都府亀岡市
小塩山19.3km642m京都府京都市西京区
ポンポン山20.9km678.8m京都府京都市西京区
大阪府高槻市
清水山4.9km242.3m京都府京都市東山区
六条山4.9km201m京都府京都市山科区
京都府京都市東山区
西野山
(二石山)
(二谷山)
5.4km239.1m京都府京都市山科区
大岩山6.3km182m京都府京都市山科区
(京都府京都市伏見区)
鳩ヶ峰18.2km142.3m京都府八幡市
飯盛山
(河内飯盛山)
34.1km314m大阪府大東市
(大阪府四條畷市)
交野山25.8km341m大阪府交野市河内富士

普段、逢坂山から山科、大阪、あべのハルカス方面の夕景・夜景を撮影するときは、追分側の送電鉄塔のうち、上の送電鉄塔の展望地を選んでいますが、今日は時間の都合もあり、稜線を上まで登ることはなく、下の送電鉄塔(鉄塔番号「堅田線 三十五番」)の展望地から撮影しました。

少しでも高度感が欲しいということであれば、上の送電鉄塔の展望地がお勧めですが、山科盆地や街並みを一望したい、眼下に迫る名神高速道路をより近くに感じたいなど、近景を楽しみたいのであれば、下の送電鉄塔の展望地からの眺めに軍配が上がりそうです。
京都東インターチェンジの周辺を見渡すこともできます。

100km離れた紀泉アルプスを京都側から明瞭に遠望できる時期は過ぎ去っており、今夕もその稜線を望むことはできなかったものの、その手前、かろうじてですが、「あべのハルカス」は見えていました。
ただし、あくまでもぼんやり見えていた程度にすぎず、あらかじめ場所が分かっていないかぎり、肉眼でそれと認識するのは困難でしょう。
私は昨日、つまり22日に大文字山を登っていますが、昨日も同様の見え方でした。

逢坂山から「あべのハルカス」全面開業カウントダウン「12」を望む 2月23日
逢坂山から「あべのハルカス」全面開業カウントダウン「12」を望む。

主な建築物距離(高さ)所在地備考
あべのハルカス48.8km(300m)大阪府大阪市阿倍野区日本一高いビル
通天閣48.6km(100m)大阪府大阪市浪速区
とくに条件良く空気が澄んだ夜の見え方には遠く及ばず、横棒が貫いているため、「12」の数字もなんだか分かりにくく、わざわざ掲載するほどのものでもないですが、興味がある方のために。

稲荷山から「あべのハルカス」カウントダウン「99」を望む 京都市伏見区 11月28日

稲荷山 荒神峰の夜景 京都伏見 ハルカスのカウントダウン遠望

2013.12.01

この「12」は「あべのハルカス」のグランドオープンまでの残り日数を示す数字です。
詳しくは上の記事を参照してください。

展望台「ハルカス300」を含む全面開業の日まで2週間を切りましたね。
長文を書く余裕がないので今日はこれまで。

逢坂山(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「逢坂山」周辺の地図を表示
「逢坂山(オウサカヤマ)(おうさかやま)」 別称として「相場山」
標高324.7m(三等三角点「神出」)
滋賀県大津市

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2 件のコメント

  • MAROさん、先日はありがとうございました。
    今月の豪雪以降、大気の靄が晴れない日が続きハルカス遠望が困難です。
    先週から関西最遠望の金糞岳~白倉岳からの撮影を考えていましたが好天(大気の)に恵まれず、結局びわ湖バレイのナイター営業最終の22日に打見山からハルカスを撮影していました。
    京都方面からのハルカス遠望は前景に京都タワーや東寺の五重塔が入るので、この土地独特の景観が素晴いです!

    • こんばんは。
      こちらこそありがとうございます。

      たとえ、空気が澄んだ決定的とも言えるほどの好条件の日であっても、伊吹山や金糞岳など湖北の山から京都を越えて向こうを「日中に」望むことは困難をきわめる、「あべのハルカス」を「はっきりと」望むのは現実的ではないですが、まして、この時期ともなるとなおさらです。

      もっとも、遠望における、ある種の有利不利を理解なさっている方、多くの成果をあげていらっしゃる奈良の自転車男さんはもちろん、おそらく、他にもいらっしゃるでしょう……、地元の方であれば機会も増えますが、そういった方々であれば、いずれは望む機会もあるだろうと考えていることも事実です。

      さておき、京都側から見て大阪方面は大きく開けており、遮られるものなく遠くまで望むことができる点に良さがありますね。

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    Maro@きょうのまなざし

    京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!