昨日、2016年(平成28年)10月9日の夜の話。
気になることがあったので、鷹峯から府道31号西陣杉坂線の新バイパス(釈迦谷工区)を上り、少し前の記事でも取り上げた展望地へ。
今となっては京見峠へ至る峠道の一部ですが、元来は釈迦谷山の中腹とも言えます。
上の記事で、当展望地から京都タワーの右遠方に「太陽が丘」(府立山城総合運動公園)の夜間照明らしき光が見えた、といった話をしました。
その少し右手前には伏見桃山城も見えるはずですが、前回は伏見桃山城の天守閣がライトアップされる前の時間帯に訪れており、どうも場所が分かりません。
伏見桃山城は週末(金曜日、土曜日、日曜日)の19時頃からライトアップされます。
別の用事もあり、昨晩、確認のため再訪することに。
清水寺さんの三重塔や仁王門のピンクイルミネーションを撮影。ピンクリボン2016。
清水山、霊山観音、八坂の塔を釈迦谷山の周辺から遠望する。
撮影地点から清水山(京都市東山区)まで9.1km。
ピンクリボンキャンペーン(乳がん啓発運動)に賛同し、清水寺さんでは今月末まで仁王門、西門、三重塔がピンク色にライトアップされます。
清水寺さんでは「ピンクイルミネーション」とおっしゃっていますが、このイルミネーションも19時頃に点灯します。
昨晩の夜空は妙に薄暗く、清水寺さん上空の「観音慈光」(慈悲の光)の写りも今ひとつですが、なんとか場所は分かるでしょうか。
よくよく眺めると、「霊」の字の下に霊山観音さん、「塔」の字の下に八坂の塔(法観寺さん)も写っています。
霊山観音さんの周辺が明るいのは高台寺さんでしょうか。
このピンク色のライトアップは京都西山の山からであれば見通しやすく、北山でも上賀茂あたりより西であれば見える地点が増えます。
京都タワーの展望室に備え付けられた双眼鏡を利用すれば、どなたでも容易に確認できます。
過去には清水寺さんのピンクイルミネーションと皆既月食と合わせて撮影しています(が、当時は工事中で三重塔が隠れていました)。
視点を東山から右に移し、聳える京都タワーを眺めてみると……、
京都タワーのライトアップが白色から赤色に切り替わる瞬間と周辺の夜景を動画で撮影。
約40秒。5秒あたりで塔体の色が変化します。音声無し。
昨晩は19時45分から30分間、塔体がレッドにライトアップされました。
つまり、上の動画の撮影時刻は19時45分ですから、京都タワーの右遠方に伏見桃山城のライトアップも確認できる、はずです。
暗いので分かりにくいですが、よくよく目を凝らして探してみると、肉眼でも伏見桃山城の場所が分かりました。
ただし、視界ぎりぎりだったので、前回とは撮影地点を微妙に変えています。
わずか数メートル動くだけでも随分と見えやすくなるものです。
赤い京都タワーと伏見桃山城のライトアップを府道西陣杉坂線から遠望する。
撮影地点から京都タワー(京都市下京区)まで8.4km。伏見桃山城(京都市伏見区)まで13.9km。
明るく撮影したら、京都タワーが朱色っぽくなってしまいましたが、これなら伏見桃山城の場所が分かりやすいでしょうか。
ただ、残念なことに、今回は太陽が丘の夜間照明らしき光が見えません。
写真では右奥隅の照明(これも太陽が丘の施設)は点いていますが、伏見桃山城の左後方にも、より明るい照明が点灯するはず、でした。
2015年春に完成した設備だそうで、それが点灯している夜は遠目にもよく目立ちます。
前回は太陽が丘の照明は点いていましたが、伏見桃山城がライトアップされておらず、今回はその逆で、なかなか上手くいきません。
この記事だけを読んだ方にはさっぱり意味が分からない内容でしょうが、ちょっとしたお遊びということで。
釈迦谷山(地理院 標準地図)
「釈迦谷山(シャカダニヤマ)(しゃかだにやま)」標高290.9m(三等三角点「釈迦谷山」)
京都府京都市北区
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