この日はユキワリイチゲを観察するため、兵庫県の山へ。
ユキワリイチゲの群生地。
「雪割一華」の名前が示すように、雪を割って姿を現す早春植物として知られています。
アズマイチゲやキクザキイチゲなど、他のイチゲ(イチリンソウ)の仲間と同様、気温が上昇しないと大きく花開かないので、「残雪の中、大きく花開くユキワリイチゲ」といった構図を見るのは難しいです。
数年前の話となりますが、雪の中で咲くユキワリイチゲを撮影した日のことを思い出します。
あれは観察に訪れる前日に雪が積もり、当日は快晴で気温が上がるという幸運がありました。
思いのほか気温が上がらず、中途半端な花開き方ですが、私にとっては春の訪れが近いことを予感させる写真となりました。
2014年3月
兵庫県
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