ゆえあって、2013年(平成25年)12月22日、23日と2日続けて北摂は能勢の剣尾山を登りました。
雪積もる12月22日の剣尾山からは播磨灘の向こうに小豆島まで遠望できましたが、悪天候で日没後のイベント……、あの数字の撮影は諦めて撤退することに。
翌12月23日の剣尾山からは、遠く鈴鹿山脈最高峰の御池岳まで見通せたものの、やや霞んだ空で、どうもそこまで空気が澄んだ印象は受けません。
ですが、日没後、大阪湾の対岸は関西国際空港に至るまで見えており、この条件下であれば、あべのハルカスはもちろん、りんくうゲートタワービルも撮影できそうです。
12月23日の剣尾山から愛宕山や比叡山、それに大文字山などを撮影した写真は上の記事に。
今回はその続きです。
剣尾山から「あべのハルカス」全面開業カウントダウン「74」を遠望する。
撮影地点から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで40.9km。
この「74」の数字は超高層ビル「あべのハルカス」がグランドオープンするまでの残り日数を示しています。
詳しくは上の稲荷山荒神峰の記事に。
「あべのハルカス」の外壁北面に表示された数字は明瞭に見えていました。
写真の中央をよく見ると、緑色にライトアップされた通天閣の先端が写っています。
これはクリスマスツリー仕様の「ツリー天閣」です。
剣尾山から天保山大観覧車と大阪国際空港から飛び立った飛行機の光跡を望む。
撮影地点から天保山大観覧車(大阪市港区)まで38.6km。
池田市に所在する五月山、夜景の名所として知られていますね……、その五月山の陰となるため、剣尾山の山頂から大阪国際空港(伊丹空港)そのものを望むことはできません。
ですが、空港を飛び立った航空機の光跡(軌跡)を眺めることができます。
やや分かりにくいですが、左端に「あべのハルカス」、右端に天保山大観覧車。
こちらも観覧車の上には飛行機の光跡(軌跡)が写っています。
剣尾山から「りんくうゲートタワービル」と大観覧車「りんくうの星」を望む。
撮影地点から「りんくうゲートタワービル」(大阪府泉佐野市)まで66.3km。
長尾連山(中山連山)の満願寺西山(兵庫県宝塚市)まで18.1km。
大阪湾の対岸、りんくうタウンや関西国際空港ばかり気を取られていましたが、長尾連山(中山連山)に属する愛宕山の向こうには西宮市あたりの街明かりも写っていますね。
剣尾山の展望。剣尾山から大阪の夜景を望む。
街までは距離があるため、眼下に見下ろすような明るさは期待できませんが、遠くに大阪平野や大阪湾を望むのも悪くありません。
近年は剣尾山を年に1~2回しか登らなくなりましたが、久々に横尾山から深山を経て篠山市との3府県境まで縦走したい、それに和泉山脈の稜線がはっきり見える日にも夜景を撮影してみたい、そのようなことを考えながら、すでに真っ暗な摂丹国境を駆け下りました。
京都の山ばかりではなく、北摂の山のナイトハイクも楽しいです。
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剣尾山(地理院 標準地図)
「笠山(カサヤマ)(かさやま)」標高719m
大阪府豊能郡能勢町、京都府亀岡市
「剣尾山(ケンビザン)(けんびざん)」
標高784m
大阪府豊能郡能勢町(山体は京都府亀岡市に跨る)
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