交野山の景色 明石海峡大橋や大阪の高層ビル群を遠望 河内富士

2013年(平成25年)11月12日の話。
紫色にライトアップされた京都タワーを撮影するため、この日は大阪府枚方市の国見山と交野市の交野山(こうのさん、こうのざん)をハイキング。
生駒山地でも北部にあたる山域です。

コウヤボウキ(高野箒)の花 国見山 大阪府枚方市 2013年11月
コウヤボウキ(高野箒)のお花。
近くにはエビヅル(ブドウ)の実が数多く成っていました。

国見山には今年(2013年)も何度か訪れており、そのうち、1月と2月の話は山行記録として残しています。

国見山から改修工事中の京都タワーを望む 大阪府枚方市 2013年2月

枚方 国見山の景色 京都タワーの改修工事と淡路島を遠望

2013.03.10
「枚方八景」国見山の展望 明石海峡、大阪湾と夕日を望む 大阪府枚方市 2013年2月

国見山から明石海峡大橋に沈む夕日と夜景を撮影 大阪府枚方市

2013.03.13

とくに記録として残していませんが、私は次の日もサンドイッチ山や交野山を登っています。

…あれから半年以上が過ぎました。
その後、台風などの影響により、国見山周辺も大きな被害を受けたと聞いています。
谷沿いのコースはいずれも利用できそうになかったため、尾根伝いとなる関西電力さんの巡視路を経由して国見山を登ります。

枚方八景 国見山から比叡山、京都盆地を望む 2013年11月
「枚方八景」国見山から比叡山、京都盆地を望む。
撮影地点から大比叡(滋賀県大津市、京都市左京区)まで31.8km。

この日、枚方市に到着したときは小雨がぱらつく空模様。
上の写真では右遠方、国見山から望む比叡山の山頂は雲の中。
京都北山の山々も同様です。

交野山からライトアップされた京都タワーや夜景などを撮影後、また、国見山に戻ってくるつもりだったため、このときは上の写真を撮影したのみ。
しかし、この後、天気が崩れたこともあり、国見山に戻ってくることはなく。
結果的に、1枚限りの写真となりました。

国見山 津田サイエンスヒルズ方面「進入禁止」 2013年11月
国見山山頂の下。津田サイエンスヒルズ方面のコースは「進入禁止」。

国見山 清水谷方面「進入禁止」 2013年11月
国見山から清水谷方面のコースも「進入禁止」。
 
国見山 尊延寺地区方面「進入禁止」 2013年11月
尊延寺地区方面のコースも「進入禁止」。
 

穂谷や、枚方市の最高峰であるサンドイッチ山方面のコースがどうなっているのか気になりましたが、この日は時間もなく、諦めて目的地たる交野山へと向かいます。
登頂後、抜群の展望を誇る観音岩の上から眼下に広がる風景を楽しんでいたら、こちらでも雨が降り始めたため、ベンチまで引き上げ、荷物や機材に傘を差し、登っていらした方々とお話をしながら、雨が止むのを待ちました。

国見山のササユリ(笹百合) 大阪府枚方市 2016年6月

津田~国見山~サンドイッチ山~穂谷 ササユリ 枚方市最高峰

2016.06.04

サンドイッチ山の話は上の記事に詳しく。

日没より少し前、16時20分頃には雨も止んだため、再度、観音岩の上に登り、大阪の夕景を眺めながら、あべのハルカスなどの写真を撮影することにします。

交野山 観音岩から「あべのハルカス」を望む 大阪府交野市 2013年11月
交野山から「あべのハルカス」を望む。
撮影地点から「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで23.7km。

条件が良ければ、この後方に紀淡海峡や友ヶ島を望むことができます。
交野山からハルカスさんまでの直線距離は23.7kmで、このことを何度も何度も書くことになり、完全に記憶してしまいました(笑

交野山から夕日差す大阪都心部の高層ビル群と飛行機を望む 2013年11月
交野山から夕日差す大阪都心部のビル街と上空に飛行機を望む。

阪神高速5号湾岸線や淀川河口も写っていますね。
条件がよければ、この後方に淡路島の妙見山を望むことができます。
上の写真には写っていないものの、時間帯によっては見えていました。

交野山から高取山の向こうに小豆島の一部を遠望 大阪府交野市 2013年11月

交野山から四国、淡路島、明石海峡大橋を遠望 生駒山地北部

2013.12.18

後年、条件の良い日に撮影した写真は上の記事で。

交野山から明石海峡大橋と淡路島北端、大阪湾、六甲西端などを望む 2013年11月
交野山から明石海峡大橋、淡路島、大阪湾、須磨の山々などを望む。
撮影地点から汐鳴山(兵庫県淡路市)まで69.6km。
明石海峡大橋の舞子側(神戸市垂水区)まで約64km~。

分かりにくいですが、栂尾山の上(横尾山の左上)にも飛行機が写っていますね。
右手前は淀川に架かる鳥飼大橋も写っています。

私は過去に交野山から「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日の上を通過する飛行機」という、おそらく最初で最後の機会であろう構図での写真撮影に成功しており、とくに条件がよかったその日と比較すると、明石海峡方面の見え方は劣るものでしたが、大橋の橋梁はいつでも遠望できるわけではないため、これでも十分です。

展望については、この日(11月12日)はぼちぼち程度でしたが、この前日(11月11日)や次の日(11月13日)については、雨が降っていたとはいえ、寒気の影響もあり、空気が澄み、遠くまでよく見える日となりました。
とくに、11月13日の夕方の大阪湾方面は決定的とも言える好条件でしたので、交野山から明石海峡大橋も浮かび上がるように見えていたのではないでしょうか。

整理の都合で記事を分けます。

雨上がりの交野山「観音岩」から不思議な虹を望む 大阪府交野市 2013年11月

交野山 観音岩の虹と夜景 太陽の塔と紫色の京都タワーを遠望

2013.11.16

続きは上の記事に。

関連記事 2013年11月12日 パープルリボンキャンペーン2013

すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。

国見山(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「国見山」周辺の地図を表示
「国見山(クニミヤマ)(くにみやま)」
標高284m
大阪府枚方市
「交野山(コウノサン、コウノザン)(こうのさん、こうのざん)」
標高341m
大阪府交野市

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!