2013年(平成25年)1月の話。この日はAさんと国見山をトワイライトハイキング。
「国見山」や、それに類する名前を称する山は全国に数多く存在しますが、この日、私たちが登ったのは大阪府枚方市(河内国)に所在する生駒山地の国見山です。
その眺めの良さから、「枚方八景 国見山の展望」に選定される景観。
気温も低く、山頂は強い風が吹き荒れており、とても300mに満たない山の上とは思えない有り様でしたが、そのおかげでしょうか、珍しく明石海峡大橋まで見えていました。
国見山(大阪府枚方市)から六甲山、摩耶山と夕日を望む。
撮影地点から六甲最高峰(六甲山最高峰)(神戸市北区、東灘区)まで41.4km。
よく見ると、上の写真でも明石海峡大橋が写っていますが、これではよく分かりませんね。
国見山から大文字山、醍醐山地を望む。
撮影地点から大文字山(京都市左京区)まで26.3km。
私たちが登頂した頃、京都北山でも花脊(花背)周辺の山々は雲に覆われていたものの、愛宕山や比叡山は明瞭に見えていましたが、山頂に滞在している間に、そちらもすっかり見えなくなってしまいました。
上の写真でも、大文字山は写っていますが、その後方の比叡山が写っておらず、まるで最初から存在していないかのようです。
国見山から明石海峡大橋、大阪湾、淡路風力発電所を遠望する。
撮影地点から明石海峡大橋の淡路島側主塔(南主塔)(兵庫県淡路市)まで67.4km。
鉢伏山(神戸市須磨区)まで59.3km。
どちらかといえば、明石海峡大橋の橋梁よりも、淡路風力発電所の風車が浮かび上がるように見えている、写っていることのほうが貴重かもしれません。
大阪湾海上交通センター、淀川に架かる鳥飼大橋なども写っていますね。
明石海峡大橋でも淡路島側の主塔(南主塔)は分かりやすいですが、神戸舞子側の主塔(北主塔)については、須磨浦山上遊園の山(鉢伏山)に遮られるため、山の向こうに主塔の先端が見えるのみです。
過去に、国見山の周辺では交野山、飯盛山(河内飯盛山)、それに生駒縦走路の各展望地(生駒山、なるかわ園地「ぼくらの広場」、十三峠、高安山、信貴山公園など、主だった展望地はおおむね全て)から、明石海峡大橋(の向こうに沈む夕日)の写真を撮影していますが、国見山から明瞭に分かる形で撮影できたのは初めてです。
もちろん、明石海峡大橋が見える山であることは把握していました。
いずれ、国見山からも「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日」の写真を撮影してみたいものです。
国見山から「あべのハルカス」、和泉山脈西端を望む。
撮影地点から和泉山脈西端の高森山(北山)(和歌山県和歌山市、大阪府泉南郡岬町)まで79.3km。
日本で一番高いビルの「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)まで24.9km。
事前に予想できていたことですが、山頂はとにかく風が強く。
私が使用している三脚はそれなりに安定感があるモデルですが、それでも撮影した写真にはブレが目立ちます。
とくに撮影していませんが、この後の夕焼けも美しかったです。
風は強かったものの、冬らしく空気は澄んでおり、遠くまで眺めることができて楽しい山行となりました。
比叡山や愛宕山を覆っているのは雪雲ではないかとAさんと話していましたが、京都に戻ってくると、案の定、市内も雪が降っていました。
寒い寒い。
以上、2013年1月の話。
追記。
記事本文で、「いずれ、国見山からも『明石海峡大橋の向こうに沈む夕日』の写真を撮影してみたい」などと書いていたら、すぐに撮影する機会を得ました(笑
その日の話は上の記事に。
国見山(地理院 標準地図)
「国見山(クニミヤマ)(くにみやま)」標高284m
大阪府枚方市
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