恒例となっているヤマシャクヤク観察のため、この日は鈴鹿山脈の山を登山。
鈴鹿山脈では珍しくありませんが、他の山域ではあまり見掛けない変異型のヤマシャクヤクが咲いているため、具体的な山名を出すのは控えておきます。
鈴鹿山脈のヤマシャクヤク(山芍薬)群生地。
大規模な群生地ですが、現状、あまり知られていないこともあり、この時期であっても誰とも出会うことがありません。
きわめて静かな山です。
山全体としてはこの日が見頃だと感じました。
お花だけではなく、ヤマシャクヤクは緑色の葉も鮮やかです。
年々、斜面を下っていき、山頂直下の急斜面、あるいは中腹域にまでヤマシャクヤクが広がっています。
鈴鹿山脈の他の山々同様、こちらも崖や斜面の崩落が目立ちます。
地元の方しか知らないような京都北山の谷間にも、百株単位でお花を咲かせる大規模なヤマシャクヤク群生地がひっそりと残されていますが、それでも、足の踏み場もないくらいお花を咲かせるこの山とは比較になりません。
中腹域の急斜面に広がる大規模なヤマシャクヤク群落。
分かりにくいですが、右奥の谷間までびっしりと咲いています。
故意に斜めに傾けて撮影しているようにも見えますが、手持ちとはいえ、この写真は水平を出して撮影しており、傾きを感じるのは、それだけ斜面が急だということです。
小さな小さなフデリンドウのお花などと植物群落を形成していました。
また、こちらの山に咲くヤマシャクヤクは変異も目立ち、観察していて飽きません。
険しい崖にへばりつくように咲いている右下のお花、よく見ると……、
一般的に、ヤマシャクヤクの花弁は5枚~7枚とされていますが、このように、こちらの山では八重咲きのお花も少なからず見掛けます。
今年もお花を咲かせてくれて一安心。
他にも不思議なヤマシャクヤクがちらほら咲いていましたが、写真整理の都合で記事を分けます。
続きは上の記事で。
関連記事 2013年5月 変異ヤマシャクヤク群生地
すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。
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