今日、2013年(平成25年)4月9日は午後から大文字山を登山。
登り口に着く前、車中から手を振られたので、そちらを見てみると、いつもお世話になっている大文字山の常連さんが。
どこそこの山のお花がそろそろ満開だと教えていただきます。
ありがとうございました。
今日の目当ては大文字山のヤマザクラたち。
標高、樹齢、日当たり、夜間の環境などの影響により、山のサクラは同じ山でも花期に差が出やすく、いつが見頃というのはなかなか難しいものがあります。
大雑把に申し上げるのであれば、大文字山のヤマザクラについては、現状、若い木は散りが進んでおり、立派な木は今が見頃といった感じでしょうか。
山中ではヤマザクラより花期が遅いカスミザクラや、植栽されたと思わしきソメイヨシノも見ることができます。
登り始めは青空が広がっていましたが、あれやこれやと見ている間に、すっかり曇り空に……。
私が知るかぎり、大文字山では最大級となるヤマザクラです。
あまりに大きいため、遠くから望遠レンズで撮影するよりほかありません。
先日の春の嵐で少しお花を飛ばされていたものの、全体的に満開でした。
曇ってしまったのは惜しかったですが、今年もありがとう、と。
近くに寄ってみると、つぼみを残したまま落ちてしまった花柄も。
よく似ているヤマザクラとカスミザクラは花柄の毛で見分けることができます。
とくに撮影はしていませんが、桜だけではなく、大文字山ではコバノミツバツツジも綺麗に咲いていました。
今年は山のお花も早くから咲いています。
下山後、閉門前に雨宝院さんへ。
ギョイコウ(御衣黄)は、外から見えている枝に限定すれば八分咲きに近いですが、未開花の枝もまだまだ多く、全体としては五分咲き前後の印象を受けます。
ショウゲツ(松月)も全体としては五分咲き前後でしょうか。
観音桜、歓喜桜は見頃が続いていますが、そろそろ盛りも過ぎそうです。
曇り空で薄暗く、撮影には適していないと考えながら、ショウゲツを撮影していると……。
開花が進む雨宝院さんのショウゲツ(松月)。
よく見ると、左のつぼみや半開のお花に夕日が差しています。
ショウゲツは色変わりする八重咲きのサクラで、つぼみの時点では色が濃く、開花が進むと色が薄くなっていきます。
ショウゲツが眩しそうにしていることに気付き、周りのサクラも見てみると、ところどころ、雲の合間から覗く夕日が差しているお花も。
ギョイコウも色変わりするサクラですが、開花当初は緑色、
盛りを過ぎると紅い筋が差していく、なかなか美しい変化を見せます。
以上、2013年4月の話。
2014年の大文字山のヤマザクラは上の記事に。
2016年の大文字山のヤマザクラは上の記事に。
大文字山の奥深くに「櫻谷」(桜谷)なる地名があるという話は上の記事に。
大文字山(地理院 標準地図)
「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」標高465.4m(→465.3m)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)
「雨宝院(西陣聖天宮)」
京都府京都市上京区聖天町 付近
最近のコメント