1ヶ月ほど前となってしまいましたが、2012年(平成24年)12月下旬の話。
この日は和歌山県と大阪府の府県境に所在する紀泉アルプス(紀泉高原)の山々を縦走しました。
南海の箱作駅~阪南スカイタウン桃の木台を起点として、まず、俎石山(まないたいしやま)を登り、見晴らしの良い山頂の北展望台から大阪湾、明石海峡周辺の眺めを楽しみます。
北展望台から関西国際空港周辺を撮影した話や、俎石山の山名の話などは前回の記事に。
今回はその続きです。
前回は主に泉南から神戸方面にかけての展望の写真を掲載しましたが、今回はそれより西、明石海峡から淡路島方面の写真を中心に。
現状、北展望台から淡路島の南部は見えませんが、島の北部は見渡せます。
島の南部については、次に向かう大福山などから眺めることができます。
俎石山から淡路島北端、大阪湾海上交通センターを望む。
撮影地点から志方城山(中道子山)(兵庫県加古川市)まで66.4km。
淡路島の汐鳴山(兵庫県淡路市)まで37.2km。
写真の遠方をよくよく見ると、うっすらと播磨の山々の影が……。
極端に補正すれば、もう少し浮かび上がらせることもできますが、現地で私には見えていなかったこともあり、このままにしておきます。
俎石山から淡路島北部、城ノ瀬山の風力発電(淡路風力発電所)を望む。
撮影地点から城ノ瀬山(兵庫県淡路市)まで36.1km。
淡路風力発電所は2012年12月20日に開業を迎えたとのこと。
偶然ですが、私は開業直後の景色を撮影したことになります。
風力発電も難しい問題を抱えているものの、風車が遠くから目立つという点で、ランドマークとしての価値はあります。
俎石山から淡路島の巨大な観音さんを望む。
撮影地点から世界平和大観音像(兵庫県淡路市)まで30.2km。
廃墟と化した平和観音寺さんも難しい問題を抱えていますが、遠くから目立つという点では風車と同様の価値があります。
この観音像は遠くから見えやすく、もちろん、六甲の山々から見通せます。
追記しておきますと、観音像は2021年(令和3年)から解体作業が始まり、2022年(令和4年)に撤去されました。
したがって、今後、同じ構図の写真は撮影できません。
俎石山から明石海峡大橋、舞子方面を望む。
撮影地点から雌岡山(神戸市西区)まで53.4km、鉢伏山(神戸市須磨区)まで38.2km。
雌岡山と雄岡山は北播磨の千ヶ峰からも見えていました。
当たり前の話ですが、人工物だけがランドマークではありません。
俎石山の北展望台(大阪府阪南市、泉南郡岬町)からの大展望。
眼下には阪南や泉南の街並み、それに大阪湾や関西国際空港、対岸には六甲山などが見えています。
どれほど写真を撮影しても飽きることがない景色。
どなたかが「時間を忘れる絶景」と評していらっしゃいましたが、私も同感です。
いつまでも眺めていたいと思いましたが、時間の都合もあり、次の大福山へと向かうことにします。
整理の都合で記事を分けます。
続きは上の記事に。
大福山の読みは「だいふくやま」「だいふくさん」ではなく、「おおふくやま」が正しいかもしれない、という話も追記しています。
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俎石山(地理院 標準地図)
「俎石山(マナイタイシヤマ)(まないたいしやま)」標高419.9m(一等三角点「俎石山」)
大阪府阪南市、泉南郡岬町(山体は和歌山県和歌山市に跨る)
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