私事、先週半ばから体調を崩してしまい、またも療養生活に。
好天が続いた週末を無為に過ごしたのはむなしいかぎりですが、なんとかゴールデンウィーク半ばまでには復帰したいものです。
リハビリがてら、昨日、2015年(平成27年)4月27日は夕方から近場の山を軽く新緑ハイキング。
上の記事の後半で触れているカタクリ自生地の話の後日談のようなものです。
山麓や登山口のあたりではヤマツツジやモチツツジが開花しており、両種が近くで混生していることから、よく探せば両種の自然交雑種であるミヤコツツジも見付かるかもしれません。
ミヤコツツジは比叡山などでも観察できますが、現状、大文字山では見当たりません。
谷底に咲くニリンソウ(二輪草)のお花。
花被片にうっすらピンク色が乗っています。
ミヤコアオイ(都葵)。亀甲葉。
花期に広がっていたカタクリの葉は大半が地上から姿を消し、代わってミヤコアオイ(カンアオイ)に占拠されていました。
このあたりは京都北山でもきわめて「浅い」山域と言えますが、こういった都市近郊の里山でニリンソウが自生する環境は減少しつつあります。
つい10年ほど前まではごくごく近場の山で容易に観察できましたが……。
下りで歩いた沢にはチャルメルソウが、それこそ足の踏み場もないくらい咲き誇っていましたが、地味なお花なので気に留める方は少ないでしょう。
近くの山ではチャルメルソウの近くにトウゴクサバノオを含む植物群落が見られるため、この谷はどうかと調べてみましたが、可憐なトウゴクサバノオのお花は見付からず、あちらこちらでタニギキョウやユリワサビばかりが目立ちました。
2015年4月
京都府
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