2014年(平成26年)4月11日の話。
朝早くから上品蓮台寺(上品蓮臺寺)さんへ。
千本北大路を下がったあたりに所在する、俗に「十二坊」とも呼ばれるお寺さんです。
お目当てはもちろん……、
上品蓮台寺さんが誇る八重紅枝垂。
とくに色濃い時期は過ぎていますが、見頃が続いています。
今年は向きによってはお花の付きがよくないように感じましたが、それでも勢いのある立派な樹ですね。
一番の目当てはこのお花、ナシ(梨)のお花です。
私はサクラばかりが好きだと思われているようですが、バラ科のうち、この時期に開花する植物としては、ナシとカイドウ(海棠)をより好んでいます。
ヤマナシ(山梨)は京都の山ではどちらかといえば珍しいようです。
ある山の山頂に立派なヤマナシの木が立っていましたが、何年か前に失われてしまいました。
ヤマナシは私の身内の出身地方では「イシナシ」と呼んでいたそうで、その名が示すとおり、実は硬く、とても食べることなどできなかったと聞いています。
朝日を浴びるリキュウバイ(利休梅)のお花。
リキュウバイは花期が長く、上の写真ではやや分かりにくいかもしれませんが、まだつぼみを多く残していました。
上品蓮台寺(OpenStreetMap日本)
「上品蓮台寺(上品蓮臺寺、十二坊)」京都府京都市北区紫野十二坊町 付近
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