わざわざ取り上げるまでもないと思い、とくに記事にするでもなく保留していた小ネタから。
先日、大文字山で撮影したお花の写真です。
大文字山に群生するヒメウズ(姫烏頭)。
ありふれた植物ですが、大文字山の山中でまとまって咲く場所は珍しく、あまり見掛けません。
可憐なヒメウズのお花。
大文字山でも谷間にあたる群生地に日が差すのは、1日のうちでも限られた僅かな時間のみです。
その時間帯を選んで訪れてはいるものの、足場も悪く、ただでさえも小さく可憐なヒメウズのお花、なかなか撮影が難しく。
この付近で観察できたアケボノソウを含む小規模な植物群落は2007年~2008年頃に、より下流で見られたツリフネソウの群生地は2008年~2009年頃に姿を消してしまいました。
いずれも昔は大文字山の山中に数多く咲いていましたが、近年はあまり見掛けなくなりました。
どの植物に限らず、大雨等で発生した土砂崩れに巻き込まれ、そのまま消滅したり、あるいは下流に流されてしまうケースが目立ちます。
以上、2013年4月の話。
追記。
写真を整理していたら、過去に大文字山で撮影したアケボノソウの写真が見付かりました。
写りがよくないですが、せっかくですので掲載しておきます。
大文字山の山中、また別の場所で撮影した写真です。
時期が早いこともあり、まだ蕾ばかりですね。
アケボノソウはリンドウ科の植物です。
大文字山で観察できる同科の山野草は上の記事に。
他にも、昔は山頂(三角点)の付近にツルリンドウが数多く咲いていましたが、いつの間にやら消えてしまいました。
大文字山(地理院 標準地図)
「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」標高465.4m(→465.3m)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)
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