瀬田川から石山寺千日会花火大会と新幹線を望む 石山花火大会

2015年(平成27年)8月11日、今日の京都の最高気温は36.1℃。これで12日連続の猛暑日を記録しました。
暑い中、今年の夏も多くの花火大会を山の上から眺めましたが、相変わらず記事の整理が進みません。
昨年も、とくに条件が良かった夜に撮影した3つの花火大会(長浜、宝塚、亀岡)の写真、動画を公開したのみで、残りはHDDの肥やしとなったままです。

8月9日、つまり一昨日は滋賀県大津市で石山寺さんの千日会に伴う花火大会が開催されました。
この瀬田川畔で打ち上げられる花火大会の名称については、石山観光協会さんのサイトでは「石山花火大会」、瀬田川流域観光協会さんのサイトでは「石山寺千日会花火大会」、びわこビジターズビューローさん(かつての滋賀県観光連盟さん)のサイトでは「石山寺千日会と瀬田川に煌めく炎のページェント」となっており、呼称が一定ではありません。
とくに有名な琵琶湖の花火大会(びわ湖大花火大会)と比較すると規模も控えめで、他府県から観賞に訪れる方も少ない印象を受けますが、打ち上げ地点から近い場所でも静かに眺めることができ、これは混雑が避けられない琵琶湖の花火大会では考えられないことです。
今年の夏、私が観賞した花火では唯一、この花火大会のみ、遠くの山の上からではなく、近くの平地から……、瀬田川の河川敷で写真を撮影しました。

石山寺千日会と瀬田川に煌めく炎のページェント

石山寺千日会と瀬田川に煌めく炎のページェント 打ち上げ花火 2015年8月
瀬田川の河川敷から「石山寺千日会と瀬田川に煌めく炎のページェント」に伴う打ち上げ花火を望む。

20時25分頃、撮影地点は瀬田川の上流域。
稀に河川敷を通る方がいらっしゃる程度で、のんびり観賞できる穴場です。
動画を撮影する際、他の方の話し声などを拾わないという点で、ほぼ貸し切りに等しい状態なのは好都合と言えます。

石山寺千日会花火大会と東海道新幹線の瀬田川橋梁 打ち上げ花火 2015年8月
打ち上がる花火の手前には東海道新幹線の瀬田川橋梁が写っていますが、電車が走行していない写真では分かりませんね。
改めて申し上げるまでもありませんが、私は写真撮影が趣味というわけではなく、ただ花火や景色を眺めるのが好きなだけですので、大した枚数は撮影していません。

短い(121秒)ですが、フィナーレ時の動画も。
ちょうど、瀬田川橋梁の上を東海道新幹線が通過します。

大詰めを迎えた「石山寺千日会花火大会」と瀬田川橋梁を走行する東海道新幹線を撮影。
20時43分頃、文字どおりのクライマックス、これで打ち止めです。

大津市では8月17日の夜にも建部大社さんの船幸祭に伴う花火大会が開催されます。
近年は山の上から観賞していますが、今年はどうするか未定。

『響け!ユーフォニアム』ラッピング電車

話は変わりますが、2015年7月25日より、京阪電気鉄道さんではテレビアニメーション『響け!ユーフォニアム』とのコラボレーション企画を催していらっしゃいます。
同作品は京都府宇治市が舞台で、登場人物は京阪電車を利用して高校に通学しており、同社の名前が取材協力としてクレジットされています。
作中で登場人物が宇治市の大吉山(仏徳山)をナイトハイクするシーンの描写に心惹かれるものがあり、放映中の2015年6月と、放映後の8月、久々に大吉山の展望台を訪れました。
前者は空気が澄んだ好条件の日で、遠くに浮かぶ淡路島まで明瞭に望むことができ、後者は宝塚の花火大会の夜で、遠くで打ち上げられる花火をかろうじて眺めることができました。
いずれ、その日のことも記事にできればと考えていますが、いつになるかは分かりません。

さておき、京阪電車の大津線(石山坂本線)(石山寺駅~坂本駅)では同作品のラッピング電車が走行しています。

京阪電鉄大津線 石山寺駅に停車中の『響け!ユーフォニアム』ラッピング電車 2015年8月
花火大会の夜、石山寺駅に停車中の『響け!ユーフォニアム』ラッピング電車。

これは「石山寺千日会花火大会」の当夜、打ち上げ開始の少し前に撮影した写真です。
写真の上部、夜の闇が覗いていますが、仮に停車中に花火が打ち上げられれば、構図としては左上の「空白」に開花する花火が収まる見込みでした。
もっとも、事前に公表されている運行スケジュールを見るかぎり、花火が打ち上げられる時間帯は車両が石山寺駅から大きく遠ざかっているため、打ち上げられる花火とラッピング電車を併せて撮影するのは難しそうです。
そこで、最後の望みの綱として、直前の試し打ちに期待を寄せていましたが、試し打ちはラッピング電車が石山寺駅に到着する少し前に2発ほど上がったのみで、うまく重ならず。

以上、2015年8月の話。

追記

2016年の石山花火大会は中止

安全管理が難しくなったことなどが要因で、2016年(平成28年)は花火大会が中止されると発表されました。

滋賀・石山花火大会、中止 100年超の歴史も安全管理困難 : 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160630000063 (リンク切れ)

滋賀県で最も歴史ある花火大会、そして、間近でのんびり観賞できる花火大会だっただけに残念です。
今までありがとうございました。

2017年以降

2017年(平成29年)も花火大会は開催しないとアナウンスされましたが、2018年(平成30年)以降は花火大会について公式の発表もなく、実質的に休止、あるいは終了の扱いのようです。
本記事に掲載する写真が最後の姿となるでしょう。

石山寺(地理院 標準地図)

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「石山寺」
滋賀県大津市石山寺一丁目 付近

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ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!