オレンジの京都タワー、平安神宮の大鳥居を大文字山から撮影

2014年(平成26年)9月21日の話。この日は夕方から大文字山へ。
日曜日ということもあり、大文字山の火床はにぎわっていましたが、顔見知りの方々はすでに下山なさっており、下で挨拶を交わしたのみ。
火床から「あべのハルカス」やコスモタワーは見えていましたが、より遠くの山々を望むことができるほどではなく、どうにも山頂(三角点)まで登る気が起きません。
火床にいらっしゃった方々を相手に、あれがハルカス、あれが梅田のスカイビルなどと、つまらない講釈を垂れつつ日没まで過ごします。

大文字山の火床から京都の夕景、夕焼け、愛宕山を望む 2014年9月
大文字山の火床から京都の夕景、夕焼け、愛宕山などを望む。

雲が多かった影響か、秋分の時期のなせる業か、理由は分かりませんが、この日の夕焼けは北向きほど美しく、とくに、上の写真より右手、京都北山の山々の稜線が真っ赤に燃えていました。

大文字山から「岡崎ときあかり2014」、平安神宮さんの大鳥居を望む 2014年9月
大文字山から岡崎方面、平安神宮さんの大鳥居を望む。

20日、21日の岡崎周辺では、「岡崎ときあかり2014 ~あかりとアートのプロムナード~」、「京都岡崎レッドカーペット2014」などの催しが行われており、大文字山からも、それらに伴うライトアップなどがちらちら見えていました。
また、「京都国際マンガ・アニメフェア2014」に伴い、17時から平安神宮さんの付近で、映画「THE NEXT GENERATION パトレイバー」より、「撮影用実物大模型 98式AVイングラム」のデッキアップが行われるため、その直前直後の時間帯、火床ではその話題で持ち切りでした。
皆さんよくご存じのようです。
ただ、平安神宮さんの応天門は見えていたものの、その応天門や、神宮道の街路樹に遮られるため、残念ながら、火床からでは実物大模型の遠望は困難です。

…といったことを火床にいらっしゃった方々とお話ししながら、京都タワーの点灯を待ちます。

大文字山から点灯直前の京都タワーを望む 2014年9月
大文字山から点灯直前の京都タワー(京都市下京区)を望む。18時28分。

大文字山からオレンジ色にライトアップ直後の京都タワー、東寺五重塔を望む 2014年9月
大文字山からオレンジ色にライトアップ直後の京都タワー、東寺さんの五重塔を望む。18時30分。
五重塔は京都タワーの右側です。

世界アルツハイマーデー オレンジ色の京都タワーを大文字山から望む 2014年9月
オレンジ色にライトアップされた京都タワーを望む。「世界アルツハイマーデー」18時31分。

京都タワーがオレンジ(橙色)に照らされているのは、「世界アルツハイマーデー」 に伴うイベントです。
昨年、一昨年は体調を崩していたこともあり、このオレンジ色にライトアップされた京都タワーを撮影できずじまいで、そのことがやや心残りとなっていました。

京都タワーは年に何度か特別な色にライトアップされますが、そのうち、ピンク(桃色、桜色)、ブルー(青色)、パープル(紫色)は当ウェブサイトでも過去に写真を掲載しています。
→「タグ別アーカイブ: 京都タワーの特別なライトアップ」

オレンジ(橙色)については、「世界アルツハイマーデー」以外に、「オレンジリボンキャンペーン」に伴うものや、大晦日から元旦にかけてもオレンジ色にライトアップされる年もあり、後者については過去に愛宕山や大文字山から撮影しています。

他の特別な色のライトアップとして、5月の「高血圧の日」に伴う赤色が知られていますが、赤く照らされるのはその日だけではありません。
実は、まさに昨日、10月1日の「展望の日(10=ten=てん、1=棒=ぼう)」に伴い、その前夜祭として、一昨日、9月30日にも京都タワーが赤色にライトアップされました。
そのことは事前に知っており、京都タワーから展望の距離(10.1km)となる比叡山(四明岳)の展望地から展望、撮影しようと考えていましたが、手が空いたのが消灯後で、あえなく断念。
「展望の日の前夜祭に展望の距離から展望する」計画は潰えてしまいましたが、いずれ望む機会もあるでしょう。

比叡山(四明岳)(比叡ビュースポット)から京都タワーに対する見通し
参考までに、比叡山(四明岳)の京都盆地方面展望地から京都タワーまでの距離は10.1kmです。
10.1kmは「比叡ビュースポット」と呼ばれる展望地からの直線距離で、四明岳の山頂にあたるガーデンミュージアム比叡さんからの距離ではありません。
ガーデンミュージアム比叡さんの展望閣や、比叡山ドライブウェイの登仙台駐車場展望台などから撮影しても10.1kmにはならないので注意が必要です。
興味がある方は、来年以降の前夜祭にでも確認してください。

ブルーの京都タワーと東寺、大阪のハルカス、夜景を比叡山から遠望・展望

比叡山から青い京都タワー、あべのハルカスを望む 2012年11月

2012.11.25

青色などのライトアップは過去に比叡山の10.1kmポイントから撮影しています。

次の京都タワーの特別な色のライトアップは、「ピンクリボン京都2014」に伴うピンクですね。

大文字山からピンク色にライトアップされた京都タワーを望む 2013年10月

ピンク色の京都タワーを大文字山から望む ピンクリボン2013

2013.10.13

昨年は大文字山から撮影しました。
今年はどうするか未定ですが、時間に余裕があれば、どこか近場の山の上から眺めるかもしれません。

以上、2014年9月21日の話。

追記。
今年(2014年)から、世界臓器移植デー(グリーンリボン)に伴い、10月に京都タワーが緑色にライトアップされるようです。
京都タワーの塔体が緑色に照らされるのは、これが史上初めてではないでしょうか。

大文字山(地理院 標準地図)

クリック(タップ)で「大文字山」周辺の地図を表示
「大文字山(ダイモンジヤマ)(だいもんじやま)」
標高465.3m(465.4mから改定)(三等三角点「鹿ケ谷」)
京都府京都市左京区(山体は山科区に跨る)

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!