2016年3月に入り、少しは気温が上昇した影響でしょうか。
2月下旬は停滞していたハナモモの花芽が膨らんできました。
京都御苑「桃林」のハナモモも開花が迫ります。
2016年3月4日の日没頃に撮影。
このまま穏やかで暖かな日が続けば開花も進むでしょう。
ただし、当ウェブサイトでは、ハナモモの開花日を「同じ樹で2~3輪の花が全開した日」と定義しているため、上の写真で今にも咲きそうに見える花1輪が開花しても、それだけでは開花日と見なせません。
また別の個体です。
例年、この白花の樹や、隣接する紅花の樹が最初に開花日を迎えます。
近衛邸跡の糸桜(枝垂桜)は花芽もまだまだです。
近年に限れば、桃林のモモと近衛邸跡の糸桜は同じ日に開花していましたが、どうも今春は別の日となりそうです。
いつまでかは分かりかねますが、現在、近衛邸跡の池の前は何かの作業中で、池に張りついて青い鳥さんを眺めることができません。
別の日に別の場所で撮影した写真ですが、ミソサザイさんも。
ミソサザイは京都府では漂鳥ですが、冬場であれば、私がよく登っている山の標高が低い地点や、市内の平地でも観察できます。
近年は5~6月に京都北山の標高が高い山の渓流や沢で水を求める姿をよく見掛けます。
運が良いのか、ちょうど、植物の分布調査で山に入った日に巡り合うことが多く。
時期的に見て、おそらくは京都府下の山地でも繁殖するものと考えられます。
ミソサザイの最大の特徴とも言える尾を立てる仕草。
尾をひょこひょこ動かす小鳥さんは数多いですが、ミソサザイさんは明確に垂直近くまで反らせます。
この動作はなかなか可愛いです。
追記。
ハナモモは3月5日の時点で半開していますが、「2~3輪が全開」とは見なしにくいです。
さらに追記。
3月6日、ハナモモの開花を確認しました。
詳しくは上の記事に。
「京都御苑 桃林」
京都府京都市上京区
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