昨日、2016年(平成28年)2月14日、京都市では日中の最高気温21.8℃を記録しました。
3月下旬や4月上旬でも高いと言えるほどの値で、バレンタインデーの時期としては異例の暖かさ。
強い風が吹いていた山の上はともかくとして、平地では暑さを感じるほど。
この陽気に誘われたのか、京都地方気象台ではタンポポの開花を確認されたそうで、これは昨年より42日も早い開花日とのこと。
長年、私は京都におけるモモ(桃)やサクラ(桜)の開花日を記録しています。
タンポポに限らず、今春はいずれの植物の開花も早まることが予想されますが、おそらくモモやサクラも例外ではないでしょう。
今日、2月15日は昨日とは打って変わって肌寒い朝を迎えましたが、京都御苑・桃林のハナモモの様子はどうでしょうか。
ハナモモ(花桃)の花芽、蕾。京都御苑の桃林。2月15日の早朝。
開花はまだ先ですが、花芽が少しずつ膨らんできました。
写真などから判断するかぎり、これは昨年であれば3月初旬頃と同等の展開でしょうか。
昨年3月6日の記事・写真は上の記事に。
個人的に観察、記録を続けている、京都御苑の桃林におけるハナモモの開花確認日は、
2007年 3月6日
2008年 3月20日
2009年 3月10日
2010年 3月9日
2011年 3月22日
2012年 3月29日
2013年 3月17日
2014年 3月22日
2015年 3月19日
となっています。あくまでも個人的な調査によるものです。
近年では最速の開花日となった2007年の記録を更新するか注目しています。
今年は2月中に開花する、かもしれませんが、これからのお天気や気温しだいです。
梅林のウメは早咲きの個体から未開花の個体までまちまちです。
そんな中でも、おおむね見頃を迎えている樹の上に、よく見るとシロハラさんが留まっていました。
シロハラさんは芝生の上を駆け回っている印象が強く、お花の中で白いお腹を見せている姿は珍しく。
2016年2月25日、追記。
気温が上がらない日が続いている影響でしょうか、この10日間、桃林のハナモモも近衛邸跡の糸桜もろくに進展していません。
3月に入り、暖かい日が続けば花芽も膨らんでくるでしょう。
2016年3月2日、さらに追記。
桃林のハナモモの蕾は膨らんできましたが、近衛邸跡の糸桜は花芽もまだまだという印象を受けます。
ハナモモは気温が高い日が続けば開花するでしょう。
近年に限れば、ハナモモと糸桜は同日に開花していましたが、どうやら今春はずれそうです。
「京都御苑」
京都府京都市上京区
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