本日、2016年3月6日、京都御苑の桃林でハナモモ(花桃)の開花を確認しました。
京都市の昨日の最高気温が21.4℃、今日の最高気温が21.7℃と暖かい日が続いたため、おそらく開花するだろうと見ていましたが、大方の予想どおりの展開となりました。
2月下旬に停滞していた分を取り戻すかのように、次々と花開いてますが、全体としてはまだまだこれからです。
京都御苑「桃林」のハナモモ(花桃)。白花。今年も無事に開花。
2016年3月6日の日没後に撮影。
強引に明るく撮影しているため、上の写真では伝わらないと思いますが、これでも日没後に撮影しています。
他の個体のお花も咲いていましたが、いずれも暗くて撮影が困難でした。
今にも雨が降りそうな空模様だったこともあり、写真は1枚しか撮影していません。
この直後に京都御苑や、その周辺は局地的な大雨に見舞われたことを考えると、早めに撤収して正解でした。
京都御苑の桃林におけるハナモモの開花確認日は、
2007年 3月6日
2008年 3月20日
2009年 3月10日
2010年 3月9日
2011年 3月22日
2012年 3月29日
2013年 3月17日
2014年 3月22日
2015年 3月19日
2016年 3月6日
となりました。
あくまでも個人的な調査によるものですが、過去10年で最速タイの開花日で、昨年より13日も早く。
近年に限定すれば、桃林のハナモモと近衛邸跡の糸桜(枝垂桜)は同日に開花していましたが、今春は大きくずれそうです。
実のところ、昨日の時点でちらほら半開していたため、昨日(3月5日)を開花日と見なすか迷いましたが、当ウェブサイトでは「1本の樹で2~3輪の花が全開した日」を開花日と見なしているため、今日(3月6日)を開花確認日としておきます。
花期に幅があるとはいえ、全体としては梅林の梅は盛りを過ぎた印象を受けますが、これから桃林の桃の開花が進むでしょう。
いよいよ京都や御所も本格的に春の訪れを迎えます。
なお、当ウェブサイトでは食用のミモモ(実桃)以外のモモはすべて観賞用のハナモモとして扱います。
1枚だけでは寂しいので、2月に撮影したユリカモメさんの写真も。
琵琶湖と伊吹山、くさつ夢風車を望むユリカモメさん。大津港にて。2016年2月。
撮影地点から滋賀県最高峰の伊吹山(滋賀県米原市)まで66.6km。
やや分かりにくいですが、手前にはユリカモメさん。
遠方には白く積雪した伊吹山と、近江八幡の津田山・長命寺山、烏丸半島の風力発電など。
これでも絞って撮影していますが、近くの鳥さんにピントを合わせると、当然ながら遠くの山々はボケてしまいます。
ユリカモメさんも伊吹山もボケにくくするためには、さらにユリカモメさんから離れた位置で撮影し、いわゆる圧縮効果を最大限に利用する必要があります。
近くと遠くに焦点を合わせて撮影し、自動的に合成してくれるような機能を持ったカメラや機材を用いれば別ですが……。
機会があれば「琵琶湖の上を舞うユリカモメと雪の伊吹山」の構図でも撮影してみたいものです。
以上、2016年3月6日の話。
追記。
近衛邸跡の池の前で行われていた作業は終わりました。
2016年3月10日の時点での近衛邸跡の糸桜。花芽。
しばらく気温が低い日が続く見込みですが、気温が上がれば蕾も大きく膨らむでしょう。
さらに追記。
寒い日が続いており、糸桜は3月14日も展開が鈍く。
16日から気温が上昇する見込みで、そのあたりで進展があるでしょう。
暖かい日が続けば一気に開花が進むものと見ています。
3月17日、近衛邸跡の糸桜の開花を確認しました。
17日の話は上の記事に。
「京都御苑 桃林」
京都府京都市上京区
最近のコメント