2013年(平成25年)4月18日の話。
この日は西陣から平野にかけて、遅咲きと言える桜の様子を見て回りました。
千本ゑんま堂さんの菊咲きのサクラ、ニソンインフゲンゾウは開花が進んでおり、私が好む開花直後のお花はすでに少なく、良い位置で撮影できそうにありません。
同じ菊咲きのサクラである平野神社さんのツクバネはどうでしょうか。
平野神社さんの桜、ツクバネ(突葉根、突羽根)。
開花直後、基部が鮮やかな時期はとくに美しいものがあります。
こちらが半開状態にあるツクバネ。濃い紅色です。
この状態を全開と勘違いなさる方もいらっしゃるようですが、これはまだ半開きです。
ここから1つ上の写真(開花直後)のように花開き、1つ下の写真のように色変わりが進んでいきます。
大きく花開き、やや色変わりが進んだツクバネ。
上の3枚の写真は、いずれも同じ日、同じ木に咲くお花を撮影したものです。
京都市内において、ツクバネはとくに花期が遅いサクラであり、昨年、つまり、2012年(平成24年)はゴールデンウィークの最終でもまだ咲いていましたが、さすがに今年は厳しいでしょうね。
今後、春咲きの植物は花期が早まると予想されます。
平野神社さんの桜、イモセ(平野妹背)。
平野神社さんが誇る二段咲きのサクラです。
13日の時点では全体的に一段目が満開だったものの、二段目は未開花。
18日には二段目も開花が進んでいました。
二段目の開花が進むイモセ。平野神社さんの株はヒラノイモセとも。
中心の白い花弁が二段目のお花、外側の赤い花弁が一段目のお花です。
関連記事 2013年4月18日 サクラの開花状況
すべて同日の記録です。併せてご覧ください。
- 千本ゑんま堂の桜 フゲンゾウ(普賢象) 京都の桜
- 平野神社の桜 イモセ(妹背) ツクバネ 京都の桜
平野神社(OpenStreetMap日本)
「平野神社」
京都府京都市北区平野宮本町 付近
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