2013年(平成25年)2月の話。
この日は生駒山地に属する枚方市の国見山をトワイライトハイキング。
「枚方八景」に選定される国見山の山頂からは眼下に大阪平野や京都盆地を一望できます。
遠くには改修工事中の京都タワーが見えており、1月に訪れたときほど条件が良かったわけではないにせよ、明石海峡大橋や淡路島まで望むことができました。
国見山から京都タワーなどを遠望した話は前回の記事に。
今回はその続きです。
「枚方八景」国見山の展望。淀川、大阪湾、明石海峡と夕日を望む。
撮影地点から汐鳴山(兵庫県淡路市)まで70.5km。
いよいよ日没が迫ってきました。
この時点では夕日が綺麗に見えていますが、夕日の下には雲が出ています。
はたして……。
国見山(大阪府枚方市)から明石海峡大橋の向こうに沈む夕日を望む。
撮影地点から明石海峡大橋の南主塔(淡路島側主塔)(兵庫県淡路市)まで67.4km。
高取山(神戸市長田区)まで55.2km。
なんとか国見山から「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日」の撮影に成功。
これで、北端近くの国見山から南西端の高尾山(鷹ノ巣山)に至るまで、生駒山地の主だった展望地から「明石海峡大橋の向こうに沈む夕日」の構図で写真を撮影したことになります。
現状では京都府京田辺市の甘南備山から明石海峡大橋を望むのが難しいため、枚方市の国見山の周辺が生駒山地に属する山から明石海峡大橋を明瞭に望む北限だと考えられます。
もし、見晴らしがよくなれば、生駒山地からの北限は甘南備山(ただし、雌山に限定)となりそうです。
巡視路(国見山作業歩道)から山の中腹に所在する展望デッキまで下り、日没後の景色はそちらから撮影することにします。
この展望デッキは、さらに下にあたる「サクラのデッキ」とは異なります。
夕景から夜景に移りゆく明石海峡を国見山の展望デッキから望む。
撮影地点から淡路SA大観覧車(兵庫県淡路市)まで68.2km。
高度は下がりますが、送電線が視界に入らないため、一般的な風景写真、夜景写真を撮影するのであれば、山頂より展望デッキのほうが適しているでしょう。
明石海峡大橋の右は六甲山系の西端部、明石海峡大橋の左は淡路島の北端部。
「大観覧車」の「車」の字の右側あたり、稜線上には淡路風力発電所の風車がうっすら写っています。
また、写真の中央付近には淀川に架かる鳥飼大橋も見えています。
国見山の展望デッキから眼下に枚方市や京都などの夜景を望む。
右端には京都タワーも写っています。
望遠ではなく、夜景を広角に撮影しているため、これでは京都タワーに被さる覆い(ネット)は分からないかと思いましたが、上の写真でも、なんとなくキノコのような姿が分かりますね。
3年と10ヶ月後の2016年(平成28年)11月にも国見山から明石海峡に沈む夕日を望みました。
雲も無く、綺麗に落ちる太陽を撮影した写真は上の記事に。
関連記事 2013年2月 枚方八景 国見山の展望と遠望
すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。
- 枚方 国見山の景色 京都タワーの改修工事と淡路島を遠望
- 国見山から明石海峡大橋に沈む夕日と夜景を撮影 大阪府枚方市
- タグ別アーカイブ: 2013年の京都タワー改修工事
国見山(地理院 標準地図)
「国見山(クニミヤマ)(くにみやま)」標高284m
大阪府枚方市
最近のコメント