「地理院地図」(gsimaps)で、あべのハルカスを中心に、大阪府周辺の全三角点を含む基本基準点を表示するためのページ。
Web地図ですので、スクロールさせれば他府県の基準点も表示できます。
ただし、すでに廃点となった過去の基準点は表示されません(成果異常の措置対象点や処置保留点などは表示されます)。
初期ズーム値では一等三角点と電子基準点のみ表示されますが(一等水準点は表示されません)、拡大すれば二等以下の三角点や水準点も表示されます。
また、対象となる基本基準点をクリック(タップ)すれば、点名や基準点コードなどの要素が吹き出しでポップアップ表示されます。
上の地図は「地理院地図」(gsimaps)で表示しており、他のマップタイルを重ねて表示できます。
これはとくに難しいことをしているわけではなく、国土地理院さんが運営している地理院地図(いわゆる地理院地図のウェブサイトで表示される地図)でも、全く同じ操作で同じことができます。
提供実験中のベクトルタイルを重ねる例を。
そのまま三角点をクリック(タップ)しても、基準点の標高値は表示されません。
常時、最下段のコンテキストメニューに表示されている「標高」の値は、「基盤地図情報(数値標高モデル)」をデータソースとした標高の値で、基準点が持つ標高の値ではありません。
基準点が持つ標高の値を知りたい場合は、まず、ズームして地形図の標準地図タイルに示される値を見る、あるいは、最大(ズームレベル18)か、その1つ手前の段階(ズームレベル17)まで拡大した後、左上の「情報」→「ベクトルタイル提供実験」→「基盤地図情報_基本項目」にチェックを入れる。
次に、「基準点情報」のチェックを外す。
すると、地図上に「三角点」と書かれた文字が残るので、三角点をクリック(タップ)すると、「測量の基準点」の吹き出しがポップアップされ、そちらにalt(小数点以下2桁までの標高の値)などの要素が表示されます。
こちら(基盤地図情報_基本項目)はズームレベル17以上でしか表示されないことに注意。
より詳細に三角点の成果等についての情報が知りたい場合は、「基準点成果等閲覧サービス」 をどうぞ。
ただし、測量記録のうち「点の記」については閲覧以外の目的で利用できないと定められています。
https://github.com/gsi-cyberjapan/gsimaps
いわゆる地理院地図のソースコードはGitHub で公開されています。
地理院地図じたいは、Leaflet によりマップタイル(地図タイル)をAPI制御しています。
当サイトにおいて、Google Maps API を利用した地図表示システムからの移行にあたり、当初はLeaflet による簡易な地図表示システムに、地理院地図(gsimaps)から逆ジオコーディング部分のソース(http://mreversegeocoder.gsi.go.jp/- に対してリクエストする部分)だけ引っ張ってこようかと考えていましたが、いろいろ試してみて、大元の表示システムをそのまま利用するのが無難という結論に。
政府オープンデータ戦略とはいえ、地理院さんの姿勢には感心させられるばかりです。
余談ですが、地理院さんの逆ジオコーディングシステム(を置いてらっしゃるサーバ)は休日にダウンすると休み明けまで復旧しないようです。
このことは私以外の方が指摘しているのを見たことがありませんが、過去に何度も前例があります。
このシステムは正規に提供されているわけではないようなので? 仕方ありませんが。
時間があれば、そのうち自分でも簡単なマップタイル(展望関連)を配信してみたい……。
GPSのルートログや外部マップタイルとの重ね合わせテスト。
上は一時的なテスト運用で、マップタイルについては思案中です。
稲荷山から西野山(二石山)をナイトハイクした際のルートログや、外部から呼び出したマップタイルを重ねて表示しています。
問題なければ正式運用し、個別の記事とする、かもしれません。
なかなか便利、かつ面白い。
地図の話はここまで。
以下は山と展望の話。

焼山から大阪の高層ビル群、あべのハルカスを遠望する。
焼山は大阪府和泉市に所在し、和泉山脈でも中央やや東部寄りの山域に属します。
山頂には三等三角点483.7m(点名「大谷」)が設置されていますが、さほど知名度が高い山ではありません。
上の写真を撮影した日は、初夏~梅雨時の空とは思えないほど遠くまで見えやすく、なんと大阪府南部の山から日中に京都タワーまで見えていました。
岩湧山や和泉葛城山などの有名峰と比べると、訪れる人も少ないように感じますが、標高は低めながらも開けた展望を誇る良い山です。
この日、撮影した写真も整理したいのですが、なかなか時間が……。
「琵琶湖三十六勝」のリスト
https://www.kyotocity.net/diary/biwako-36sho/
「近江二十四勝」のリスト
https://www.kyotocity.net/diary/omi-24sho/
私はと言えば、いちおう、生きてますのでご心配なく。
琵琶湖36や近江24の一覧的な記事を、こっそり作成・公開していましたが、トップページの記事一覧に表示されないので、気付く方が少なかったかも(笑
昨年から解体が始まった花脊の紅白鉄塔(鞍馬無線中継所)に続き、いよいよ、2019年(平成31年)1月15日から「くさつ夢風車」の撤去作業が始まります。
展望ファンや遠景ファンの方々にとっても、「多くの山の上から見える」滋賀のランドマークを遠く離れた地点から撮影できる最後のチャンスとなるでしょう。
ぜひお見逃しなく。
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