和歌山の里山でエビネ(エビネラン)を観察 2013年5月

この日はエビネ(海老根)を観察するため、和歌山県の里山をハイキング。
地生ラン(蘭)としてはありふれた植物ですが、私がよく訪れる京都の山々では株数を大きく減らしています。

エビネ(海老根)の花 和歌山県 2013年5月
エビネ(エビネラン)のお花。

エビネに限らず、スギ林床で見られるお花も数多く咲いていました。

キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ)の花 和歌山県 2013年5月
キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ)のお花。

この山には数多く咲いていますが、斑入りの個体が目立ちます。
今年は様々な山で様々なテンナンショウを観察することになりました。

ミヤコアオイ(都葵) の花 アップで 和歌山県 2013年5月
ミヤコアオイ(都葵)のお花をアップで。

これは春咲きのミヤコアオイです。
和歌山県産のカンアオイには冬咲きのイズミカンアオイなどもあります。
それぞれの南限はどのあたりでしょうか。

タニギキョウ(谷桔梗)の花 和歌山県 2013年5月
タニギキョウ(谷桔梗)のお花。

ホウチャクソウ(宝鐸草)の花 和歌山県 2013年5月
ホウチャクソウ(宝鐸草)のお花。

サツマイナモリ(薩摩稲森)の花 和歌山県 2013年5月
サツマイナモリ(薩摩稲森)のお花。
すでに花期は終えており、こちらは咲き残りです。

この山は里も近く、山麓のコンビニで買い物をして、そのまま裏山感覚で気軽に登れますが、それでいてラン科植物も多く残されており、山野草観察の点においても非常に魅力的な山と言えます。
さすがに京都から頻繁に訪れるわけにもいかないのが残念なところですが(笑

2013年5月
和歌山県

5 件のコメント

  • サツマイナモリソウ、可愛い姿ですね。まだ、目にしたことありません。和歌山の里山で見ることができるのなら、ぜひ、行ってみたいです。
    神戸在住の77歳で、近郊の野山を歩きまわり、野草を観察しています。この里山の情報を教えて頂ければ、嬉しいです。

  • こんにちは。コメントありがとうございます。
    サツマイナモリは和歌山県レッドデータブック2022年改訂版でも絶滅危惧2類の指定を受けており、分布地点は示せません。
    あしからずご了承ください。

    これは独り言のようなものですが、サツマイナモリは和泉山脈の大阪府側ではとくに珍しい植物ではありません。
    近年は槇尾山グリーンランド(八ヶ丸山)のあたりで、どなたでも容易に観察できるようですね。

  • 早速、返信頂きありがとうございます。絶滅危惧種なんですか!こちらでは全然見かけたことありません。分布地点というよりも、こんな植物が生息する里山を歩いて見たいです。この他にも、色々な野草がありそうです。だいたいの区域、xxx山とか、xxx川沿いとかの情報も無理でしょうか?
    ひとりごとをしっかり読ませて頂きました。サツマイナモリソウは、槇尾山へ行けば見られそうですね。嬉しいです。機会を見つけて、夫婦で行って見ようと思います。貴重な情報、ありがとうございます。

  • 情報提供制限のこと、了解いたしました。槇尾山へは、ぜひ、行って見ようと思います。ありがとうございました。

  • コメントする

    コメント本文の入力のみ必須。お名前(HN)とメールアドレス、ウェブサイトの入力は任意。
    管理人の承認後、お名前(HN)と本文のみ公開されますが、メールアドレスは管理人にのみ伝わり、他者に公開されることはありません。
    入力した本文の内容を確認後、よろしければ「コメントを送信」ボタンを押してください。
    当コメントフォームはGoogle reCAPTCHA により保護されており、訪問者が人かロボットかを識別しています。
    Google reCAPTCHA の動作に必須なため、ブラウザの設定でJavaScript を有効化してください。

    このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。

    ABOUTこの記事をかいた人

    Maro@きょうのまなざし

    京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!