嵯峨嵐山 小倉山の展望地 改修工事を終えた京都タワーを眺望

2013年(平成25年)3月の話。
この日は夕方から嵯峨嵐山へ。
小倉山を登る前、天龍寺さんに立ち寄ります。

天龍寺塔頭 三秀院のサンシュユ(山茱萸) 京都市右京区 2013年3月
天龍寺塔頭の三秀院さんではサンシュユ(山茱萸)のお花が見頃でした。
境内がにぎやかだったためか、首輪をつけた、いつものネコさんは見掛けず。

アセビやヒサカキのお花が咲く亀山公園(嵐山公園 亀山地区)の奥から小倉山に取り付きます。
春先ということもあり、眺望にはさほど期待していなかったのですが、私の予想に反し、小倉山の展望地からは遠くの山並みまで綺麗に見渡すことができました。
午後になり急激に湿度が下がった影響もあったのでしょうか、鷲峰山がくっきり浮かび上がるように見えており、京都盆地の街並みも異様にシャープに感じます。
もっとも、遠くは高見山地の三峰山まで見通せるほどではありません。

小倉山から西日差す京都盆地を望む 京都市右京区 2013年3月
亀山公園の奥、小倉山の展望地(京都市右京区)から西日差す京都盆地を望む。
撮影地点から大文字山(京都市左京区)まで13.4km。

写真では右下、嵐山や桂川あたりはすでに日陰に入っています。
街が全体的に黄色いというか白いですが、そのわりに妙にくっきり。

小倉山から覆い(ネット)が外された京都タワーを望む 2013年3月
覆い(ネット)が外された京都タワーを望む。
撮影地点から西千頭岳(千頭岳三角点峰)(京都市伏見区)まで19.0km。
京都タワー(京都市下京区)まで9.4km。

京都タワーをキノコたらしめていた、あの覆いがついに無くなってしまいました。
展望室(展望台)の営業再開は2013年4月1日から。

小倉山から伏見桃山城、鷲峰山を望む 京都市右京区 2013年3月
小倉山から伏見桃山城、鷲峰山などを望む。
撮影地点から伏見桃山城(模擬天守)(京都市伏見区)まで13.6km。
釈迦岳(鷲峰山三角点峰)(京都府相楽郡和束町、綴喜郡宇治田原町)まで30.8km。

阪急電鉄の桂川橋梁もはっきりと写っていますね。
小倉山中腹の展望地から見て、伏見桃山城までの距離と大文字山までの距離は同等です。
伏見桃山城の右手前にはNTTドコモ京都ビルとNTTコミュニケーションズ京都南ビル(赤白の塔)が並んでいます。

小倉山から知恩院、阿星山、金勝アルプスを望む 2013年3月
小倉山から知恩院さん、阿星山、金勝アルプスを望む。
撮影地点から阿星山(滋賀県湖南市、栗東市)まで36.6km。

よく申し上げていることですが、阿星山はどこからでもよく目立ちます。
とくに示していませんが、写真の左下には知恩院さんの三門や、修理中の御影堂も写っています。

整理の都合で記事を2回に分けます。

小倉山から日没後の東山方面を望む 清水寺、八坂の塔、霊山観音など 2013年3月

嵯峨嵐山 小倉山から「京都・東山花灯路」を望む 2013年3月

2013.03.19

続きは上の記事に。

関連記事 2013年3月 嵐山公園 小倉山から遠望

すべて同日の山行記録です。併せてご覧ください。

小倉山(地理院 標準地図)

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「小倉山(オグラヤマ)(おぐらやま)」
標高296m
京都府京都市右京区

便宜上、当ウェブサイトでは桂川左岸(右京区以北)を「京都北山」、右岸(西京区以南)を「京都西山」と定義しているため、愛宕山や小倉山は「京都北山」に区分しています。

ABOUTこの記事をかいた人

Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!