京都タワーLEDライトアップ点灯式 7色(8色) 2016年3月

2016年(平成28年)3月より、京都タワーの夜間の塔体照明がLED化されることに。
昨日、つまり3月14日には「京都タワーLEDライトアップ点灯式」が開催され、19時から色々なカラーのライトアップがお披露目されましたが、私は少し離れた山の上からそれを見守っていました。
LED照明への切り替え・移行を山の上から眺め続け、当ウェブサイトでも何度か話の種としていたこともあり、なんだか感慨深いものがあります。
これからも京都市のランドマークとして、あるいは京都の夜を照らす灯台として親しまれることを願います。

京都タワーLEDライトアップ点灯式 白色(ホワイト)の照明を船岡山から遠望 2016年3月14日
京都タワーLEDライトアップ点灯式。白色(ホワイト)の塔体照明を遠望。
撮影地点である京都市北区の船岡山から京都市下京区の京都タワーまで5.9km。

2月26日の夜以降、紫色などカラフルなカラーで塔体が照らされる夜が続いており、基本的な色とも言える白い京都タワーを眺めたのは久々。
船岡山の上は小雨が降っており、昨晩はカメラやレンズを濡らしながらの撮影となりました。
他の色と同様、2月までの白色(LED化される前の白色)とは明るさの質のようなものが異なる印象を受けます。

そもそも、昨日は時間も足りず、日中に降った雨の影響で地面の状態も良いとは言えず、それに、他にも多くの方々が京都タワーの点灯式を撮影なさるでしょうから、私は撮影を見送ろうと考えていました。
しかしながら、京都タワーのLED化を調整段階から見続けてきた身としては、やはり気にならないと言えば嘘になります。
大急ぎで用事を片付けたものの、大文字山などを登っている時間的な余裕はなく、諦めて船岡山から眺めることに。
先日までの写真とは異なり、伏見桃山城がライトアップされていないのが惜しい構図でした。
伏見桃山城のライトアップは基本的に金土日のみで、上の写真では京都タワーの左に黒いシルエットが写っています。

点灯直後から7色に彩られる京都タワーを動画で。
約4分。3倍速で再生しています。音声は無し。

「京都タワーLEDライトアップ点灯式」の開催に合わせ、次々と色が変化する塔体照明のカラーバリエーションを動画で撮影。
2016年3月14日19時~。

私が船岡山の上から見ていたかぎりでは、
消灯状態→白色(ホワイト)に点灯→60秒後に青色(ブルー)→120秒後に黄色(イエロー)→120秒後に赤色(レッド)→120秒後に緑色(グリーン)→120秒後に紫色(パープル)→120秒後に橙色(オレンジ)
の7色に変化しました。
上の動画は3倍速ですので、最初の白→青は20秒で、以降は40秒ごとに変化します。
また、通常の白色ライトアップと異なり、動画に写る白色ライトアップは塔の最上部が点灯していません。

雨脚が強くなってきたため、ここで動画の撮影を止めましたが、橙色の後に桃色(ピンク)に変化しましたので、そこまでは我慢して撮影すればよかったです。
桃色から白色に戻ったあたりで諦めて下山しました。
当記事の冒頭に掲載している白色の写真は、ライトアップが一巡した後に撮影したものです。
これは通常の白色ライトアップで、塔の最上部まで白く点灯しています。

2日の夜に大文字山から遠望したライトアップと同様の色合い、輝き、鮮やかさだと感じます。
やはり、14日の夜から急にLED化されたわけではなく、それ以前、おそらく3月1日からLED化されていたのでしょうね。

補足しておきますと、緑色の次が紫色で、橙色の次が桃色でした。
昨晩は計8色(白を含む)でライトアップされたようですが、遠目には紫色と桃色の区別が付きにくく。
あいにく、橙色の時点で動画の撮影を止めてしまったため、橙色の次の色は静止画で撮影したのみです。

LED化された京都タワーの夜間照明 桃色(ピンク)もしくは紫色(パープル) 2016年3月14日
LED化された京都タワーの夜間照明。
桃色(ピンク)もしくは紫色(パープル)のライトアップを船岡山から遠望。

上は橙色の次に変化した色を撮影した写真です。この後、白色に戻りました。
当初は紫色の照明だと考えていましたが、「白→青→黄→赤→緑→紫→橙→?→白」と一巡するなかで、紫色だけ2回というのもあやしい話です。
どうやら橙色の次は桃色(ピンク)だったようですが、靄の影響か、距離の影響か、どうも、遠目には紫色のように見えました。
ですが、展望台の下の付け根の部分を見ると、たしかにピンクだと感じますね。

2016年3月14日

追記。
2016年3月22日、文化庁が京都府に移転する方針が決定されたとの発表を受け、歓迎の意を表して塔体が朱色にライトアップされました。
3月25日、照明器具の設置調整が行われ、時間帯によっては塔の頂部のみが点灯したり、ツートンカラーでライトアップされました。
4月2日、「世界自閉症デーin京都」の啓発活動に賛同し、塔体がブルー(青色)にライトアップされました。

京都の桜 本隆寺のソメイヨシノ(染井吉野) 京都市上京区 2016年4月2日の早朝

京都で桜の満開宣言 / 京都タワーがブルーに 2016年4月2日

2016.04.02

詳しくは上の記事に。

関連記事 2016年 京都タワーがLED化

船岡山(OpenStreetMap日本)

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「船岡山(フナオカヤマ)(ふなおかやま)」
標高111.6m(111.7mから改定)(三等三角点「船岡山」)
京都府京都市北区

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Maro@きょうのまなざし

京都市出身、京都市在住。山で寝転がりながら本を読むか妄想に耽る日々。風景、遠望、夕日、夜景などの写真を交えつつ、大文字山など近畿周辺(関西周辺)の山からの山岳展望・山座同定の話、ハイキングや夜間登山の話、山野草や花、野鳥の話、京都の桜や桃の話、歴史や文化、地理や地図、地誌や郷土史、神社仏閣の話などを語っています。リンク自由。山行記録はごく一部だけ公開!