TAG 愛宕山

京都府京都市右京区・京都府亀岡市の市境付近に所在する愛宕山と周辺峰の話。
広義の丹波高地や京都北山のうち、「愛宕山系」とも言える山域に相当します。

愛宕山の山頂(標高924m)には愛宕神社が鎮座し、かつて存在した白雲寺ともども、古くより信仰の対象となっていました。
毎年、7月31日の夜から8月1日の未明にかけては「千日詣り」で多くの登拝者が山を訪れます。
愛宕山の東山腹には月輪寺、高雄山には神護寺といった寺院が愛宕山周辺に所在しますが、かつては他にも多くの寺院が山中に創建されたとされます。
歴史的に見た場合、丹波国と山城国を分ける山域としても重要で、光秀ゆかりの「明智越」はよく知られています。

当ウェブサイトでは細野川以南、清滝川以西、保津川以北、亀岡盆地東縁以東を広く「愛宕山系」と見なしていますが、その山域は広大で、京都市、旧京北町、亀岡市、南丹市に跨ります。
山域の最高峰は地蔵山(947.3m)で、これは右京区の最高峰。
核心部の主な山として、愛宕山、愛宕山三角点峰(889.8m)、地蔵山、竜ヶ岳(921m)、八丁山(473m)など。
北東部山域の主な山として、官兵衛山(610m)、タカノス(653.8m)、朝日峯(688.1m)など。
東部山域の主な山として、峰山(537.4m)、高雄山三角点峰(428.4m)、高雄山(342m)など。
北部山域の主な山として、三頭山(728.0m)、鎌ヶ岳(623m)など。
西部山域の主な山として、万灯山(万燈山)(500m)、三郎ヶ岳(616m)、牛松山(636m)など。
南西部山域の主な山として、明智越最高点(420m)、高瀬山(焼山)(340.4m)。
愛宕山、地蔵山、竜ヶ岳の三座を総称して、俗に「愛宕三山」などと呼びます。

時間が足りないこともあり、山行記録として残しているのは、ごく一部だけです。
あしからず!